東京の下町で反原発の講演会&初デモが成功
1月29日、東京・江戸川区で、「放射能を考える下町ネットワーク」の主催により、たんぽぽ舎の山崎久隆副代表の「原発収束のウソと下町の放射能問題」と題する講演会が開催され、60人が参加しました。終了後、初の反原発下町デモが実現しました。
講演会で山崎さんは、世界の核実験期の1年間に降下した放射性セシウム・ストロンチウムと比べると、大熊、双葉、飯館では2000年分、福島、郡山、白河は100年分が降り注いでいることを衝撃的に明らかにしました。そして下町を始めとした土壌汚染はますます内部汚染の危険性を増し、多摩地方の森林の汚染も実は深刻で、スギ花粉等は要対策だそうです。原発事故は収束などしていないのです。
また、「稼働中はあと3基だけ。全原発を2年止め続ければ電力会社の経営が悪化し撤退せざるを得なくなる可能性がある。再稼働を阻止し、まずは2年間運動を継続することが必要だ」と具体的に提起しました。
デモは強い風の中、老若男女が3キロのコースを歩ききりました。途中、3人の飛び入り参加があり、商店街をはじめ沿道のビラ受け取りも良好。参加者も区の放射能行政を批判するデモコールを行い、長さを感じさせないくらい元気いっぱいで大成功です。交流会ではもっとあちこちでやろうの声しきりでした。
再稼働策動に加え、3月には被災地から首都圏に震災瓦礫を運ぶJRの貨物列車が毎日運転されるようになります。汚染瓦礫の受け入れ・焼却・埋め立て反対の闘いで、千葉や神奈川のように東京でも石原都知事・行政を追いつめましょう。自分の地域・職場にこだわった反原発運動を全国でつくりましょう。
東京下町の放射能をめぐる攻防の詳細は、「放射能下町ネット」で検索を!(東京東部・K)
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