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八尾北・西郡決戦勝利!橋下打倒! 大阪で2・3総決起集会

s20120206a-1.jpg 2月3日、大阪市・エルおおさかで、「八尾北・西郡決戦勝利!更地化・強制執行粉砕!労働組合破壊を許さないぞ!道州制粉砕・橋下打倒!2・3集会」が、関西労組交流センター・八尾北医療センター労組・部落解放同盟全国連西郡支部の共催で開催された。関西各地から220人の労働者が結集し、八尾北・西郡での拠点攻防をもって、新自由主義の先兵である橋下に対する断固たる戦闘宣言を発した。
 主催あいさつに立った関西労組交流センター代表の南谷哲夫さんは、「これは労働者の未来、生き死にがかかった絶対譲れない闘いだ。橋下を先兵とする追い詰められた新自由主義・道州制攻撃である西郡・八尾北への攻撃と非和解で闘おう。3・18大闘争に総決起しよう」と訴えた。 

s20120206a-2.jpg 全国金属機械労組港合同からのメッセージが読み上げられた後、八尾北労組の藤木好枝委員長が集会基調を提起した。藤木委員長は「西郡3家族に対する住宅明け渡し強制執行通告を絶対に許さない。12年決戦を国鉄闘争、反原発闘争、八尾北・西郡決戦の3本柱で闘おう。橋下は階級的激突の修羅場をくぐった経験がなく、労働組合幹部と解放同盟幹部の屈服の上に乗っかっているだけ。4・9反革命を粉砕してきた国鉄決戦の前進の地平で闘えば勝てる」と喝破した。そして「八尾北・西郡決戦は新自由主義と全面的に対決する決戦です。西郡を出撃拠点として、全産別職場で〈絶対反対・階級的団結〉で闘い、その結集軸として八尾北・西郡決戦に総決起し、橋下維新の会の土手っ腹を打ち抜こう」と力強く訴えた。
 特別報告を行った大阪市職の赤田由行さんは、「ついにこの時がきました。橋下は体制内労組の力を借りて市役所内を制圧しているだけ。橋下の登場は自治体労働運動の拠点を次々作るチャンスです。ユース部選挙では、『黙ってたら殺される、いまこそストライキへ』という訴えにに199票が寄せられた。職場は『もう限界』『これまでどれだけの仲間が殺されてきたか』という怒りの爆発寸前です。橋下は『民営化して、クビ切れば社会よくなる』なんて薄っぺらい主張しかできない。ウソと脅しとペテン、むきだしの暴力支配でしか維持できない支配階級を、ついに大阪市という最大拠点にひきずりこみました。『3・11情勢が大阪に来た』、これが労働者の感性です。八尾北・西郡と一体で闘いましょう。力関係はこっちが上です。闘って橋下の不正義を暴き、墓堀人を拡大していこう。だからこそ市労連執行部の屈服は許せない! 『時間内政治活動』というデッチあげ処分対象の現場労働者を当局に差し出し、謝罪するところまでいっている。こんなやつに労働組合を語らせてはなりません。組合はこんなもんじゃないという労働者が膨大にいる。組織した分だけ花開くと思います。全力で闘おう」と力強く訴えた。
 さらに大阪市教組の沼田祐子さんは「橋下はわかりやすい敵、今こそその正体を職場ではっきり暴くことが重要です。府市丸ごと民営化、公務員大量首切り、『復興特区』同様労働者にとことん犠牲を強要している。学区撤廃・統廃合と学校選択制の導入で学校間格差をつくりだし、生徒減ったら廃校。これが民営化の本性であり、どれひとつとっても子供のためになる施策ではありません。私たちは、首切りと非正規化・労組破壊のための『教育基本条例』『職員基本条例』の2条例の成立を阻止します。『君が代』最高裁判決は『処分は妥当、内心自由認めても職場規律乱すことは許さない』という団結破壊であり、橋下とまったく一体の攻撃です。橋下は職場支配権に恐怖している。ついに不起立闘争が団結の軸になる時代がきました。フクシマの怒り、西郡の怒りと一体で職場で闘います」とアピールした。
 国労共闘の富田益行さんは、「橋下は闘う労働組合の復権をこそ恐れている。ここで勝負して勝てば打倒できる。25年前の国鉄での攻撃が、いま橋下を先頭に、大阪市だけでなく360万人解雇の道州制攻撃として襲いかかっている。絶対反対で戦えるのは八尾北・西郡です。絶対反対とは強固な団結を生み出す路線です。今こそ動労千葉のような拠点をついに道州制決戦でつくりだすところにきた」と勝利の展望を訴えた。
 集会の熱気が最高潮になる中、強制執行の対象となっている西郡支部の当該2人が決意表明に立った。支部書記長の辻西幸子さんは「応能応益家賃導入のとき道州制は始まった。住居追いだし、まずは西郡を標的にやってきました。十数年の供託運動は間違っていなかった。どんなかたちで強制執行きても闘える。一人じゃない。みんなで闘い、みんなの苦しみを一つひとつ打ち破っていきましょう。国に逆らったらエライ目に遭うと言われるが、これを打ち破る見本をつくりたい。『アカンもんはアカン』で展望きりひらこう」と感動の発言。さらに支部長の岡邨洋さんは「15年にわたる闘いでついにここまで追いつめた。ムラ全体の廃村化、丸ごと資本へ売り渡し、労組つぶしのための八尾市800事業の民営化、これは橋下道州制・『復興特区』の切っ先です。青年を先頭に腐りきった連中を許さず、すべてを取り戻そう。3・18全国闘争を国鉄や被災地と一体で闘い、新自由主義と闘う支部1000人建設へ突き進もう。橋下打倒の最前線から総決起を訴えます」と提起した。
 集会のまとめを関西労組交流センターの平沼和典さんが行った。「橋下に対する怒りに満ちた声、生々しい闘い、この力を一つにして巨大な力として橋下打倒へ突き進もう。この闘いで階級関係を変えよう」という提起はすべての参加者の決意となった。決戦の火蓋は切って落とされた。3・18八尾北・西郡全国闘争へ、新自由主義と闘う拠点建設に突き進もう。(関西・S) 

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