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西郡住宅退去通告弾劾! 八尾市抗議闘争うち抜く

s20120219a-1.jpg 2月17日午後、強い寒風をついて八尾市役所抗議闘争が闘い抜かれた。この日は八尾市が部落解放同盟全国連西郡支部の岡邨洋支部長ら3家族に対して「30日以内に住宅の鍵を返せ。さもなければ強制執行だ」と通告してきてから28日目だ。怒りに燃える西郡支部を先頭に、同じく明け渡し・廃院攻撃と闘う八尾北医療センター労組、八尾北命と健康を守る会、そして関西各地からかけつけた労組員ら50人が八尾市抗議行動に立ち、八尾市を徹底弾劾、市の労働者に決起を訴えた。
 

 まず岡邨支部長がマイクを握り、「市の通告に対して2・3関西集会で3・18全国総決起集会を呼びかけた。八尾北労組を解体し住宅から追い出し、西郡を更地にして大資本に売り渡す。これこそ被災地の『復興特区』攻撃であり橋下の道州制攻撃だ。八尾北・西郡決戦に資本家どもとその手先―野田政権や橋下、田中八尾市政を引きずりこみ、道州制・非正規化・更地化の新自由主義を打ち倒す」と宣言。そして「八尾市の労働者を強s20120219a-2.jpg制執行に動員することは許さない。労働者に分断と対立を持ち込む団結破壊だ。断固拒否してともに闘おう」と呼びかけた。八尾北労組の藤木好枝委員長は、「職場の仲間である3人の家族に死ねという攻撃だ」と弾劾し、「同和対策で開設された八尾北以外の府内の27診療所はすべて廃院か民営化された。絶対反対の闘いで橋下の道州制をうち破って廃院攻撃をぶっ飛ばす。3・11福島、3・18へ連続決起しよう」とアピール。同・灰垣美佐子書記長は「60年も医療を続け年間延べ5万人もの患者が利用している“命の寄る辺(よるべ)”八尾北の廃院、労働者の全員解雇を許さない。原発で人を殺し非正規化で労働者を殺す資本主義に未来はない」と断じた。さらに末光道正八尾市議は、「3家族だけでなく公営住宅すべてを取り上げる攻撃だ。橋下の道州制は国・行政丸ごとの民営化。八尾北・西郡とつながった青年を先頭に大阪市役所の現場から反撃が始まっている」と声を張り上げた。
 庁舎に出入りする職員や通行人がビラを受け取り注目するなか、守る会の会員は「市は人間らしい考えを持て!」と怒りをたたきつけた。八尾市による11家族への新たな住宅追い出し提訴と闘う当該も次々と戦闘宣言を発した。「うそとだましは絶対に許さない。応能応益制度と命をかけて闘う」「鍵を返す必要はない。絶対出ていかない。生きるか死ぬかの大勝負、断固闘う」。強制執行と闘った森本政二さんは、「取られた店と住まいは必ず取り戻す。団結すれば世の中を変えていける」と確信を込めた。非正規の仲間の解雇を撤回させた関西合同労組奈良支部、同・大阪東部支部、北摂労組交流センターの仲間も続いた。民営化絶対反対・非正規職撤廃を貫いて団結を拡大し、未来を切り開くときが来た。
 八尾北・西郡決戦は、破綻した新自由主義の先兵・橋下をたたきのめし、国・資本と労働者階級人民との力関係を転換させて、ソビエト建設へ向かう一大階級決戦だ。被災地の闘いと連帯しJR全面外注化阻止へ闘う国鉄決戦と一体のものとして大高揚させよう。3月18日、全国から西郡へ総結集しよう!(TK) 

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