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迎賓館・横田裁判の完全無罪をかちとる会が最高裁に申し入れ行動

s20120225a.jpg 2月24日、迎賓館・横田裁判の完全無罪をかちとる会が福嶋昌男同志を先頭に15名で最高裁申し入れ行動を行った。申し入れ行動は今回で3度目となる。国家権力によるデッチあげ弾圧を弾劾し、なんとしても福嶋さんを無罪に!という熱い思いで申し入れに臨んだ。
 最初に、呼びかけ人である三角忠さんが、迫力ある声で申入書を読み上げた。福嶋同志も自らの申入書を力強く読み上げて、「最高裁は事実審理を行い、無罪判決を出せ」と迫った。その後、参加した全員が次々と最高裁への要求をたたきつけた。「ちゃんと立証するのが裁判じゃないのか。立証しないまま有罪にするなんて裁判じゃない。立証できないのなら無罪だ」「最高裁は誤判を正す機会を与えられていることを重視して欲しい。『筆跡』『指紋』ともに証拠価値がないことが、この間の補充書提出を通して明らかになっている。事実審理を行ない無罪判決を」 

 「真剣に生きている活動家たちの人生を奪っている司法の弾圧は断じて許せない。すみやかに無罪にし、解放せよ」「裁判とは無実の人を有罪にしないためにあるんだ。有罪が立証できなかったら直ちに無罪にすべき。それが司法の役割だ」「福嶋さんは無実だ。だから皆で、何度も裁判所に足を運んでいるのだ。裁判所に対する人民の信頼は今揺らいでいる。信頼が失われたときは、もう内乱しかない」
 さらに、申入に立ち会っているのが訟廷管理官だけであることに対して、「裁判官が来るべきだ。そうでないのなら、ビデオを撮って、裁判官に私たちの生の声を届けよ」と怒りが噴出した。
 須賀武敏同志、十亀弘史同志、板垣宏同志と福嶋昌男同志の4同志は、1987年以来25年間、国家権力のデッチあげ弾圧と非妥協で闘い続けている。動労千葉の国鉄分割・民営化との闘い、星野文昭同志の無期攻撃との闘いと完全に一体だ。
 福嶋上告審闘争は決戦真っただ中だ。2010年1月上告趣意書提出から2年。弁護団はこの間、補充書1、2、3を間断なく提出し、最高裁に事実審理を迫っている。その内容は、福嶋同志デッチあげの唯一最大の「根拠」である警視庁科学捜査研究所・小島直樹による「筆跡鑑定」のデタラメさや、「指紋鑑定」のインチキさを専門家の科学的、論理的検証によって徹底的に暴ききったものだ。しかも、現最高裁長官・竹崎博允(ひろのぶ)はかつて、東京地裁の裁判官だった1995年当時、同じ小島直樹の「筆跡鑑定」をその手法に信用性がないとして退け、神藤猛雄同志に無罪判決を出していた事実がある。当時の竹崎裁判官による小島筆跡鑑定批判の論点は、福嶋弁護団がこの19年間繰り返してきた論点とまったく同じなのだ。最高裁は、直ちに事実審理を行い、無実の福嶋同志に無罪判決を出せ!
 労働者民衆の力で、最高裁を攻めぬこう。4・29迎賓館・横田爆取デッチあげ裁判勝利! 緊急総決起集会に結集しよう。(S・I) 

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