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「最強の支部をつくる!」動労千葉が佐倉支部を結成、強制配転に抗議のスト

s20120520a-1.jpg 動労千葉は、佐倉運輸区が開設された5月19日、佐倉に強制配転された全運転士がストライキに決起し、ストの渦中で佐倉支部の結成大会をかちとった。午前中に開催された佐倉支部結成大会には、ストに入った佐倉運輸区の組合員に加え、他支部からも多くの組合員が駆けつけた。会場のDC会館は100人を越える組合員の熱気で埋まった。
 結成大会の冒頭、準備委員長の渡辺靖正さん(前銚子支部長)があいさつに立ち、「本日、動労千葉11番目の支部として佐倉支部を結成する。全員が活動家となり、佐倉運輸区での職場支配権を握って動労千葉最強の支部をつくろう」と呼びかけた。 

s20120520a-2.jpg 来賓あいさつで本部の田中康宏委員長は、昨年来の基地統廃合との闘いについて「組織破壊攻撃を打ち破り、動労千葉の団結がいっそう強化されたことが最大の成果だ。ローカル線切り捨て反対の声も予想を超えて広がった。ローカル線を簡単に切れない力関係を当局に強制している」と勝利的にふり返った。さらに田中委員長は、4月1日実施が粉砕された検修業務全面外注化について、秋の実施強行を目指して当局と東労組が動きを強めていることを暴露・弾劾し「夏の過程が勝負だ」と組合員に訴えた。
 議案と予算案、新たな支部役員体制が提案され、満場の拍手で確認された。最後に、佐倉支部組合員が前列に並び、選出された渡辺新支部長が熱い決意を表明。閉会あいさつに立った大野茂支部書記長(前千葉運転区支部支部長)は「本結成大会の大成功をもって組織破壊攻撃に完全に勝利したことを宣言する。組織拡大を実現し、さらにワンステップ、ツーステップと飛躍しよう」と訴え、結成大会を締めくくった。
●怒りのコールに包まれる新庁舎
s20120520a-3.jpg 佐倉運輸区前に移動した組合員は、汗ばむほどの陽気の中で、怒りの抗議行動を展開した。JR佐倉駅前や新庁舎前に管理者たちが戦々恐々の面持ちで並んでいる。渡辺新支部長を先頭に、新生佐倉支部の全員がマイクをとり、一人ひとりが強制配転への怒りをぶつけるとともに、新たな職場で働く平成採の青年たちに「ともに闘おう」と呼びかけた。この日開業した新庁舎は、怒りのシュプレヒコールに包まれた。
 また、5月中旬に臨時大会を開催して新執行体制を確立した千葉運転区支部と銚子支部の新支部長が、佐倉支部とともに闘う決意を熱く語った。幕張支部の山田護支部長が、再び緊迫の度を強めている検修外注化攻撃を阻止する強い決意を示し、動労千葉を支援する会、なんぶユニオン、全国労組交流センターが連帯発言を行った。
 運転基地の統廃合は、最大の組織破壊攻撃だ。昨年の6月提案以来の11カ月にわたる闘い、さらに5カ月以上の線見訓練拒否の指名ストは当局をギリギリまで追いつめた。新たな闘争体制を確立した動労千葉は、外注化阻止と組織拡大を軸にした新たな闘いへ力強い一歩を踏み出した。(O) 

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