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反原発・反失業広島メーデー行動が大成功!

s20120506a-1.jpg 4月30日、広島市において「反原発・反失業、広島メーデー行動」が、2012年広島メーデー実行委員会によって開催された。この実行委員会による独自のメーデーは、昨年より開始され、今年で2回目となる。「3・11」直後には街頭や中国電力前に登場し「すべての原発をなくせ!」と訴えた仲間により、「政治休戦」「挙国一致」を振りかざした階級闘争鎮圧をぶち破り、「闘う労働者の記念日」としてメーデーを復権させるために実行委員会が結成されたのだ。今年は「原発再稼働・増税・戦争の野田政権打倒!」を掲げ、雨天の中、原爆ドーム前に結集し、メーデー集会をかちとり、市内デモに打って出た。 

s20120506a-2.jpg 集会は広島連帯ユニオンの女性労働者がつとめ、広島県労組交流センター植野定雄事務局長が基調提起を行った。「世の中を根本的に変えなければダメだ。しかし、まだ今の数では実現できない。組織拡大を絶対にかちとろう」と訴えた。続いて、実行委員会に結集する広大生協労組、広島連帯ユニオン草津病院支部、広島連帯ユニオン郵政支部、動労西日本、高陽第一診療所労組が次々とアピールを行った。高陽第一診療所労組は闘いの拠り所となる福島診療所建設の先頭に立つことを決意表明した。また、広島大学から「復帰40年目の沖縄闘争へ、1年生とともに決起します」とカンパの訴えが行われた。この日、原爆ドームを訪れた多くの人も足を止め、メーデーの熱い発言に聴き入っていた。
 発言の終わりに、広島連帯ユニオン鈴木範雄委員長が「2012年メーデー宣言」を提起した。「国鉄闘争全国運動が新自由主義と対決する労働運動の結集軸となり、連合をのりこえる闘いを開始しています。この労働者の力がついに国内54基の原発をすべて停止に追い込み、全原発廃炉への道を切り開いています」「地域共闘を拡大し、6・10国鉄全国集会から8・6ヒロシマの闘いへ」という宣言が、参加者の圧倒的な拍手によって確認された。そして、動労千葉を支援する会・広島の代表運営委員である斉藤俊法さん(全造船三菱広機分会)の団結ガンバローで集会が締めくくられた。
 青年によるリズミカルなコールとトーガの打音でデモに出発した。市街地、アーケードを通り抜けるデモ隊列に、多くの労働者や青年が列をなして立ち止まり、注目していた。拍手する外国人、リズムに合わせてこぶしを挙げる青年など、大きな反響だ。デモ隊は再び、原爆ドーム前に戻り、最後に、広島連帯ユニオン井上亮青年部長が「6・10全国集会へ大結集しよう!」とまとめの発言をし、団結ガンバローを全員で唱和した。この行動は、翌日の中国新聞でも報道された。
 この広島メーデー行動に先立つ4月28日、連合広島の中央メーデーが広島市の中央公園で開催された。民主党の議員や県知事、市長を来賓に迎えて、公務員改革や消費増税を呼号する発言に、結集した労働者たちは怒っていた。連合の支配は完全に崩壊過程に入っている。4・30広島メーデーのビラや6・10集会のタブロイド紙が次々と受取られていった。本年のメーデーは、画歴史的なメーデーとしてかちとられた。(お) 

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