1. HOME
  2. ブログ
  3. NAZENが経産省に2回目の署名提出行動

NAZENが経産省に2回目の署名提出行動

s20120519a-1.jpg 野田政権は「今夏の電力不足」を声高にキャンペーンし、原発の再稼働に全力を挙げている。福井県おおい町議会は5月14日、大飯原発3、4号機の再稼働への同意を決めた。野田首相は17日、「判断の時期はそろそろ近い」と意図をむき出しにした。絶対に許せない。
 5月18日、NAZEN(すべての原発いますぐなくそう!全国会議=な全)はただちに反撃に立ち上がった。経済産業省に対する第2回目の署名提出行動を行い、再稼働策動と原発推進政策を徹底的に弾劾しぬいた。 

 まず織田陽介事務局長が「今回の署名が1万4786筆、前回分と合わせると6万6896筆になる。原発の再稼働反対、原発をすべて廃止したいという気持ちの詰まった署名だ。今日はそれを提出する」と口火を切った。さらに「再稼働も新規建設も一切やめて、全原発の停止・廃炉を求める」s20120519a-2.jpg「福島の人々と、子どもたちの命と生活を守れ」「国と東京電力は、福島第一原発事故の全被害を補償せよ」の署名の三つの趣旨を説明し、すべて実行するよう要請した。
 NAZEN呼びかけ人で8・6広島―8・9長崎反戦反核統一実行委事務局長の三角忠さんは「再稼働ありきは絶対にやめて欲しい。全国の原発反対の人たち、とくに福島のお母さんたちの怒りと結びついてこの署名を全国署名として集めてきた。福島のお母さんたちから、ぜひ福島の怒りを交渉団から伝えてくれと伝言を預かっている」と語った。続いて参加者が「再稼働は絶対やめて欲しい」「原発は原爆と同じだ。世界を破滅させるものだ」「再稼働で第二・第三の福島を作り出すつもりなのか」「福島に行ったことがあるのか」と、次つぎと弾劾の声をたたきつけた。
 対応に登場した3人の経産省官僚は「(原発を動かさなければ)計画停電が必要になる」「日本の経済がたちいかなくなる」等々と再稼働の狙いを露骨に示した。中断している青森県・大間原発の新規建設についても工事再開のもくろみを隠そうともしなかった。
 最後にNAZEN事務局の松室しをりさんが「この署名はスイスなど海外からもたくさんの人たちが集めて送ってくれた。福島から避難してきた人たちや福島原発で働いていた作業員の人たちもいっぱい署名してくれている。これに人間として向き合って受け取って欲しい」と強く要請し、署名を提出した。
 行動終了後、経産省テント前で総括集会を行った。織田さんは「彼らはいろいろ言っているが再稼働ありきで政策を進めている。署名運動をもっともっと進めよう。7月16日の10万人集会を成功させ、この夏を再稼働をさせずに突き抜けよう。外に向かって運動を広げて行こう」と訴えた。
 三角さんは「今の行政権力を打倒する力が再稼働も止めていく。ストレステストや定期検査のずさんさも敵の矛盾として追及していこう。夏休み前に第3次の署名提出をしよう。数をもっと集めて、まずは十万筆を突破しよう」とまとめを提起し、行動を終了した。(M) 

  • コメント ( 0 )

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。

関連記事

アーカイブ

月を選択