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長崎で国鉄集会、羽廣さんと活発に討論

s20120522a.jpg 5月20日、長崎で国鉄集会が開催され、小倉闘争団の羽廣憲さんが講演しました。
 羽廣さんの講演に先立って、「俺たちは鉄路に生きる」などのビデオを上映し、国鉄分割・民営化当時の動労千葉など国鉄労働者の闘いは、集会参加者に深い感銘を与えました。講演の中で羽廣さんは、国鉄分割・民営化当時、まだ20代だった自分たちの闘いと思いを生き生きと語り、さらに2年前の4・9和解の反動性を克明に暴露しました。そして今の非正規雇用が当たり前となった社会の原点が国鉄分割・民営化にあったこと、国鉄闘争はこの社会のあり方と真っ向から対決して今も闘われていることを明らかにしました。 

 質疑応答・討論が2時間以上にわたって熱心に行われ、ある参加者は自分の職場の状況について触れながら「労働者が自ら労働法を破って働くことで、やっとギリギリの生活が成り立っている。この現実は本当におかしい。だから新自由主義との対決ということにすごく共感を覚える」と発言しました。また「今の社会の原点が国鉄分割・民営化にあるということは、その通りだと思う。80年代に日本の社会は大きく変わった。分割・民営化自身が不当労働行為だ」「安全が第一なのに、人員削減が優先されて確かに事故が続発している。鹿児島新幹線の事故も対応する体制がなく、6時間も乗客は缶詰にされてしまった」「外注化は安全を損なう。関越バス事故もJR事故も、本質は同じだ!」「99%が貧しく、1%だけが豊かになる社会はおかしい」「長崎新幹線反対!」等々と、国鉄分割・民営化、新自由主義、外注化、非正規雇用問題などをめぐって白熱的な論議となりました。
 最後に会員の拡大や物販の取り組みなども訴えられました。6・10全国集会と長崎での国鉄闘争全国運動の立ち上げに向けた大きな一歩となる集会となりました。反原発闘争とともに長崎での国鉄闘争の組織的前進に向けて、今回の集会の成功の上に私たちは今後さらに闘っていきます。全国の仲間と、ともに6・10集会の成功をかちとっていきましょう!(長崎・K) 

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