国鉄闘争全国運動・東部の会が6・10へ向け集会
「原発・非正規・新自由主義……すべては国鉄から始まった 5・18東部集会」(主催/国鉄闘争全国運動・東京東部の会)が、5月18日、亀戸文化センターにおいて70人の仲間の参加でかちとられました。
冒頭、東京西部ユニオン鈴木コンクリート工業分会のDVDが上映され、その後、青年のユニットでミニコンサートです。日本で最初の合同労組と言われる南葛労働会が誕生した亀戸にちなんで「南葛労働者の歌」に始まり、内外の労働歌のメドレーが圧巻でした。
司会は国鉄闘争全国運動東京東部の会共同代表・米山良江さん(日の丸君が代不起立処分を理由に解雇され裁判闘争を闘っている教育労働者)です。「国鉄闘争全国運動2周年の6・10集会に向けた総決起集会として設定しました」と力強くあいさつしました。
主催者あいさつは、同じく共同代表で自治体の民間委託会社で闘っている仲間。集会資料として配られた「共に闘う国労の会」のビラを示して「国労本部はなんて恥知らずだ。JRから解雇された労働者は組合員権を失うとしたら、そんなものは労働組合でもなんでもない。一昨年4月9日の政治和解の意味がはっきりした。全国運動は、ナショナルセンターの垣根を軽々と飛び越えた闘いになった。国鉄闘争の火は消えなかったどころか燎原の炎のように燃えひろがる闘いだ」と結びました。
動労千葉の田中康宏委員長の講演では、JR西日本の山崎正夫前社長が鉄道の安全問題に取り組む「安全研究所」の技術顧問に就任するというニュースを怒りを込めて弾劾。さらに関越道でのツアーバス事故を取り上げ「尼崎事故も関越道事故も国鉄分割・民営化以来の規制緩和で起きたこと。起きていることは福島と同じだ」という提起に始まり、新自由主義と対決する労働運動をどのように作り出すのか、そして動労千葉の外注化阻止の闘いについて展開していきました。田中委員長の講演を聞いた参加者の感想は「わかりやすく話の中に引き込まれてしまいました」「今日参加させてもらって本当に良かった」ということでした。
その後、一般合同労組東京西部ユニオン鈴木コンクリート工業分会の3人の解雇当該、放射能を考える会下町ネットワークの青年からの特別報告がなされました。鈴コン分会の3人は前日、東部ユニオンの「鈴コン街宣」(亀戸駅頭)にも参加し、「全国協闘争基金」カンパ闘争をともに闘い抜きました。
その後6人の仲間から職場闘争の報告を受けました。どの発言も重要な局面の闘いで、一人あたり5分は短くて気の毒なくらい。笑いと感動と怒りを呼ぶ発言ばかりでした。動労千葉新小岩地域班、東京東部ユニオン・アイ介護サービス解雇当該、同JR千葉鉄道サービス分会解雇当該、江戸川区職員労働組合のD評価攻撃と闘う仲間、東京交通労働組合でD評価攻撃と闘う仲間。校長のパワハラで不当解雇された教育労働者は「ふざけんな!」と堂々と発言。
最後に合同労組の仲間が「国鉄闘争全国運動は労働運動の王道を行っている。われわれが主流派であり、必ずビクトリーロードを歩くことができる」という宣言で締めくくり、もう一人の共同代表、江戸川区職の佐藤賢一さんの団結ガンバローで集会を終えました。(東京東部・K)
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