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動労千葉 旗開きで闘争宣言

ダイヤ改定にスト構え対決

新年あいさつで関道利委員長は、国際連帯の発展も力にして、1年かけた11月労働者集会への組織化を訴えた(1月7日 DC会館)

動労千葉は2023年旗開きを1月7日、DC会館で行った。
ウクライナ戦争はますます長期化して世界戦争の危機は深まり、岸田政権は中国侵略戦争に向けた大軍拡と国家改造にのめりこんでいる。資本はインフレ下で一層の合理化を強行し、戦時下での労組破壊攻撃はさらに激化しつつある。今年はまさに決戦だ。動労千葉組合員と支援は、階級的労働運動をよみがえらせて戦争を絶対に止める決意を固め、熱気あふれる旗開きで新年のスタートを切った。

関道利委員長が新年のあいさつに立った(要旨下)。関委員長はまず、市東孝雄さんの農地を奪う強制執行を阻止した三里塚現地攻防の勝利を確認した。
岸田政権は昨年末、敵基地攻撃能力の保有などを国家方針にする安保3文書の閣議決定を強行した。1月23日からの通常国会は、大軍拡と戦争遂行のために開かれる。関委員長は、これと対決し、労働組合の本質的課題として戦争に反対すると力説した。
また、国鉄分割・民営化反対を貫き、1047名解雇撤回へ井手正敬(元JR西日本会長)や深沢祐二(JR東日本社長)ら解雇の実行者を何としても法廷に引き出す決意を示した。
鉄道部門の4千人削減計画の下、JRは3月18日のダイヤ改定で、過去最大だった昨年に次ぐ大規模な列車削減をたくらんでいる。労働者にあらゆる業務を強いる「業務の融合化」、運転職場と複数の駅を統合する「統括センター」化、幕張車両センターを千葉支社から切り離して首都圏本部に統合するなどの職場再編も激しく進む。関委員長はこれらの攻撃にストライキを構えて闘うと宣言した。
さらに、全日建運輸連帯労組関西地区生コン支部への弾圧を粉砕し、今年の11月労働者集会へ1年かけた組織化の闘いに立つことを呼びかけた。

年初から勝利感と自信にあふれ

動労千葉OB会の永田雅章会長の音頭で乾杯し、参加者は団結のきずなを深めつつ盃を傾けた。
来賓あいさつで三里塚芝山連合空港反対同盟の萩原富夫さんは、強制執行を阻み続けている勝利を喜びに満ちて語り、「これからが本当の決戦」と皆の奮起を促した。
関西生コン支部の武谷新吾書記次長は、湯川裕司委員長への実刑判決を許さず弾圧を粉砕し、改憲・大軍拡の岸田政権と最先頭で対決すると表明した。
動労千葉顧問弁護団の葉山岳夫弁護団長は、歴史の転換点での反戦闘争の意義を強調した上で、1047名解雇撤回裁判の勝利へ運動の一層の強化を訴えた。
動労千葉を支援する会や動労千葉家族会など共闘団体の発言が続いた。鮮やかな闘志をみなぎらせる全学連に、組合員は熱い期待を込めて拍手を送った。
動労千葉の各支部代表が決意を表明、ダイ改に職場から反撃し、組織拡大につなげる熱意を示した。渡辺剛史書記長がまとめの発言で、労働者の誇りを奪う業務融合化に怒りを表し、職場・地域・キャンパスで今から仲間を11月労働者集会に組織しようと呼びかけた。関委員長のリードで団結頑張ろうのこぶしを上げて決戦の23年へ突入した。

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関委員長の新年あいさつ

 明けましておめでとうございます。まず始めに、三里塚反対同盟が昨年末に4日間決戦を訴え、全国の仲間が結集し、年内の強制執行を阻止しました。大きな勝利です。動労千葉はジェット燃料貨車輸送阻止闘争など首をかけて労農連帯を貫いてきました。市東さんと同じ気持ちで闘います。
 ウクライナ戦争と台湾有事を焦点にした中国侵略戦争へと一切が動き、ロシアや中国の脅威が声高に語られ、憎悪と愛国主義があおられています。世界戦争と核戦争を阻止できるか否か、23年は歴史的な勝負の年です。資本主義の危機こそが戦争を生むという、本来当然だった考え方を取り戻さなければなりません。労働組合にとって戦争反対は本質的な課題です。
 改憲と戦争国家化を阻止してきた国鉄分割・民営化反対闘争はますます重要です。決戦局面を迎えた1047名解雇撤回闘争は、昨年12月23日の裁判での結審策動を打ち破りました。署名運動の一層の発展で「井手・深沢を法廷に出せ」の闘いを強化します。
 3月18日のダイヤ改定に対する決戦を闘います。茂原統括センターの新設と全駅の統括センター化で、広大な範囲が一つの職場にされる。職種も勤務地も勤務指定ひとつで会社の好きなようにできる。労働条件の根本的な破壊です。会社は鉄道部門の4千人削減を打ち出しています。3月ダイ改では、乗務員に無人コンビニの品出しや列車の折り返し時の車両清掃をやらせることになる。黙っているわけにいきません。職場の仲間の「本当にこれでいいのか」という怒りを行動に組織したい。最大の反撃は動労千葉の組織拡大です。そのために、まず私たちが全力で行動することです。
 今年の11月労働者集会は1年をかけた取り組みで一段の飛躍をかちとりたい。ウクライナ戦争を背景にした激しいインフレと生活破壊、大軍拡に対して世界中の労働者がデモやストライキ、労働組合の結成、暴動的な闘いに立ち上がっています。日本の労働者にも必ずそういう力があります。
 しかし日本の労働運動の現状は異常です。労働運動の変革こそ最先端の課題です。この30年間、賃金が下がり続けた現実を生んだ最大の戦犯は連合です。23春闘は戦時下の春闘、生活破壊が進む中での春闘です。3月ダイ改、23春闘をストライキを構えて闘いたい。
 関西生コン支部の湯川委員長への実刑を狙う懲役8年の求刑を絶対に許さず、弾圧を粉砕しましょう。11月集会への1年間の組織化の闘いを改めて訴えます。

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