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正規と非正規が団結 郵政非正規ユニオンが大会

郵政非正規ユニオンが8年間の激闘を総括し1千人建設へ団結を固めた(4月28日 東京・秋葉原)

杉並区議選での洞口朋子さんの大勝利を引き継ぎ、4月28日、東京・秋葉原で郵政非正規ユニオン第7回定期大会が熱気あふれる中でかちとられました。「非正規は哀れな存在ではない。社会変革の主体だ」との齋藤裕介委員長の声高な訴えが大会の基調となり、新たな闘いに進むことが決まりました。
冒頭、東京労働組合交流センターの山口弘宣代表、全逓労働者部会の銀座局の仲間などからの連帯あいさつがあり、国鉄千葉動力車労働組合からのメッセージが読み上げられました。
議案の提起を、齋藤委員長が渾身(こんしん)の力で行いました。まず、3月の郵政労働者職場交流会について報告し、「働けど生活は悪くなるばかり、低賃金と過重労働で結婚することもできない」と非正規の現実が語られたこと、そのうえで正規と非正規、解雇者と職場で闘う組合員との団結がかちとられたことを確認しました。
 続けて、郵政非正規ユニオンの8年間の激闘を総括しました。郵政当局の8年に及ぶ徹底した組合潰し攻撃によって組合員は職場を奪われ、生活のためにバラバラになっているが、「非正規社員だからと物のように扱われ切り捨てられるあり方を、終わらせる」という揺らぐことのない強固な団結がかちとられており、新しい仲間も結集していることを報告しました。
さらに、2年ぶりの大会開催となった理由として、戦後労働運動の限界性のなかで、正規と非正規の団結が形成できなかったことや、職場の分断攻撃である解雇への反撃をめぐる路線の不一致があったことを率直に語りました。そして今大会に踏み切れた理由を、全逓部会との討論の中で「実践なくして一致なし、闘いなくして団結なし、団結なくして勝利なし」の方針を確立できたことであると明らかにしました。
郵政非正規ユニオンの存在意義について、労働者を酷使し膨大な利益を手にしてきた資本と闘い、労働者の命と雇用を闘い取ってきたのは労働組合の力であること、またユニオンは2300万人の非正規労働者の先駆けであることをしっかりと確認して、ユニオンの強化・拡大を訴えました。
当面の方針として、郵政非正規ユニオン1千人建設に向け、齋藤委員長と晴海局・奥野明子組合員の解雇撤回の署名運動のさらなる前進をかちとること、非正規の時間給の大幅アップ、職場の増員要求を最重要課題として取り組むことを提起しました。
最後に、新天皇即位をメーデーにぶつけてきた安倍政権の労働組合破壊攻撃に断固反対し、郵政非正規ユニオンはメーデーに総決起しようと訴えました。
討論では、東京各郵便局の闘いとして奥野組合員の解雇撤回闘争と郵政非正規ユニオン杉並分会などの各職場の闘いが語られ、この間の職場の闘いで「職場が明るくなった」「仕事がしやすくなった」などの声が職場の仲間から出ていることが報告されました。現場からの発言を全体で確認し、全議案は拍手で採択されました。
(郵政非正規ユニオン・O)

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