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動労水戸が第3波ストに決起、熱い訴えが勝田車両センターを揺るがす

s20120927a-1.jpg 動労水戸は9月26日、10・1検修外注化絶対反対を掲げて第3波ストに決起した。強制出向対象に指定された当該を先頭に、勝田車両センターで働く全組合員が始業からのストを貫徹した。
 早朝から車両センター門前に陣取った組合員は出勤してくる仲間とあいさつを交わしながら次々とビラを手渡していった。午前8時30分から門前でスト突入集会を開催、車両センターで働くJRの労働者、水戸鉄道サービス(MTS)の労働者に対して熱烈なアピールを行った。
 出向の事前通知を受けた当該組合員の訴えは圧巻だった。 

s20120927a-2.jpg 「青年労働者のみんなに訴えたい。本当にこのまま10月1日を迎えるのか。9月14日の動労水戸のストの時、みんなが見せた力はものすごかった。本当に感動しました。みんなで団結すれば、会社を一日中、ギャフンと言わせたじゃないですか。みんなは、そういう力を持っているんです。事前通知が出されましたが、まだ終わったわけじゃない。これから3年間、うつむいたまま仕事をするのか。そうじゃないだろう。みんなの人生は始まったばっかりじゃないか。なんで会社のこんなデタラメきわまりない施策のために出向に行かなければいけないんだ。自分にウソをついて出向になんかいかなくていい。不安はあると思う。僕たちと一緒に、不安を一つひとつ解消していこう。職場は明るくないとダメなんだよ。事前通知の発令以降、みんな下を向いて暗くなってるじゃないか。あと4日。今、今なんです。本当に力をあわせて外注化攻撃と闘おう!」。車両センター構内で作業の手を止めてじっと聞き入る青年労働者もいた。車両センター全体を揺るがす怒りの大アジテーションが職場を熱くした。
 石井真一委員長は、会社とMTSによる説明会で明らかになった事実を暴露し「会社とMTSは作業ダイヤも説明しなければ作業内規も説明しない。『出向社員は駐車場に車を置くな』と突然言い出す。指摘されなければMTSはヘルメットも用意しない。構内運転士にはアノラックはあるが検修には無い。長靴もない。安全靴もない。どうやって仕事をやれというのか」「MTSに作業責任者として出向する管理者は、検修なんてやったこともない人間だ。そんなことで安全が守れるわけがない」と激しく支社を弾劾した。辻川慎一副委員長は「この攻撃は構内運転、仕業検査外注化だけでは終わらない。数年のうちに、すべての仕事が外注化される。戻る職場があるのか。会社は結局、青年労働者を下請け会社に塩づけにして最終的には転籍にするということだ。東労組は、こんなデタラメな外注化に妥結した。こんなふざけた労働組合があるか」と東労組の裏切りを激しく弾劾し、動労水戸へ結集してともに闘おうと呼びかけた。
 早朝から駆けつけた全学連の坂野陽平書記長もマイクを取り訴えた。
 最後に照沼靖功組合員が青年を代表して登場した。照沼君は「われわれはこの間、3回のストライキに突入しています。それは何故か。外注化を絶対止めたいからだ。こんな外注化に何の意味があるのか。会社はデタラメな目的ばかり言っています。われわれは10月1日以降も、会社を相手に、他労組の労働者とともに闘っていきます。だから皆さん、動労水戸とともに闘いましょう」と訴えた。照沼君が全体をリードして怒りのシュプレヒコールをたたきつけ、スト突入集会をやりぬいた。
 出向当該の組合員は終日のストを打ち抜き、当該以外の組合員は午後から職場復帰し、直ちに闘いの組織化に入った。(O) 

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