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国際婦人デー集会(関西) 3月決戦を担い抜く決意

20130307d-1.jpg 3月3日、関西の3・8国際婦人デー集会が約80人の参加で「エル・おおさか」で行われた。
 集会では、ふくしま合同労組委員長・NAZEN福島呼びかけ人である市川潤子さんよりお話を受けた。市川さんはまず、3・11東日本大震災から2年を経て、何も解決していない福島の現実を根底的怒りをこめて明らかにした。それは何よりも<復興><安全>キャンペーンのもとでの徹底した分断だ。避難者の中でも、県外避難者は住宅支援が打ち切られていること、「除染」では何も解決できないにもかかわらず、「もう福島は大丈夫、安全」とキャンペーンされていること。これは住民の「福島に帰りたい」という気持ちを使って、実は「原発は安全=再稼働するぞ」という攻撃に他ならない。まさに今、福島では声をあげることそのものが生きるための闘いであるということが強く訴えられた。そして「復興県民大会」と称して開催される3・10集会(平和フォーラム系)や3・23集会に対して、私たちはあくまで3・11当日、「闘っても何も変わらない」という絶望をはね返し、怒りにかえて現地行動を闘う決意が表明された。 

 さらに、市川さんが心の底から訴えたのが、昨年12月に開院した「ふくしま共同診療所」の意義だ。新たに子ども2人に甲状腺がんが見つかる中で、診療所は絶対に必要であり、希望である。世界的にも注目が集まり、多くのカンパが寄せられている。保険診療も認めさせた。全国の闘いの力でかちとった医療拠点だ。そしてこの闘いの力が、福島県立医大元副学長・山下俊一を逃亡させたのだということが真っ向から提起された。
 最後に「福島の現実はこの社会のあり方自体の根底的問題であり、国・東電への責任追及、そしてこの社会体制を根本から変えていく本気さが問われる時代だ。3・11福島現地行動に結集しよう!」と訴えた。
 婦人民主クラブ関西ブロック・山本美知子代表が基調報告。「福島の怒りとつながりながらこの1年闘ってきた。原発、外注化、非正規職化などすべての根本はひとつ。新自由主義による安全破壊を許さず、闘おう。安倍政権は超反動だが脆弱(ぜいじゃく)だ。橋下の足元からも反撃が始まった。小さな闘いが全体の決起を巨大な団結として爆発させていく。職場、地域から声をあげ闘う仲間を増やそう!」
 その後、婦民八尾支部、泉州読者会、大阪北支部、さらに「君が代不起立」被処分当該の教育労働者・沼田祐子さんより闘いの報告を受け、参加者からのフリートークが行われた。
 最後に、関西労組交流センター女性部長・灰垣美佐子さんが「敵をはっきりさせ、絶対反対を貫き、この社会を根底から変える闘いに起ちあがろう!」と提起、参加者全員が3月決戦を担い抜く決意を打ち固めた。(Y)
 

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