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市東さんが5千筆超す第5次分署名を東京高裁に提出

20150609a-1.JPG 6月8日、三里塚芝山連合空港反対同盟・市東孝雄さんは、顧問弁護団、支援連とともに「農地取り上げに反対する署名」第5次分として5283筆を東京高裁に提出し、「農地死守」の不屈の闘魂を表した。高裁に提出した署名は、総計で2万8337筆となる。
 この日は朝8時から支援連が霞が関の裁判所前に陣取り、突然に判決期日を6月12日と通告してきた東京高裁第19民事部・小林昭彦裁判長を徹底的に弾劾するビラまきとアジテーションを行った。

 正午、多くの支援の人びとに見守られながら、市東さんが提出用の署名の合冊を手に持ち、裁判所正門前に立った。「耕す者に権利あり/小林裁判長は農地を奪うな」と大書された横断幕が広げられ、注目が集まり、拍手と激励の声が起きた。
 市東さんを先頭に弁護団と支援が10人を超える人数で裁判所に入り、16階の東京高裁第19民事部の書記官室を訪れた。職員が「代表の方だけ……」などと入室人数を制限しようとしたが、これを一蹴し全員が中に入った。
 カウンターに5283筆の署名簿を積み上げた。全学連三里塚現地行動隊が反対同盟の申入書を代読した。
 「この署名は、小林裁判長に対する全国の労働者人民・農民の怒りが示されたものです。小林裁判長は重要な弁論と証人調べ・立証活動がこれから始まるという矢先に突然、3月4日に結審を強行するという暴挙をはたらきました。その上今度はいまだ裁判官忌避申立が特別抗告中で確定していないにもかかわらず、判決期日指定を6月5日夕方の通知からわずか1週間後の6月12日にしました。これは民事訴訟法第26条に明らかに違反する前代未聞の暴挙です」「小林裁判長には、実質上の強制収用=農民殺しの手先になるのかどうかが問われています」
 市東さんは静かに怒りを湛えながら、対応に出た職員を終始にらみつけ圧倒した。職員らは、受領書に印鑑を押しながら、目の前にいる市東さんを正視することもできない。「小林裁判長は今日はいないのか」と問いただされても言葉をにごすだけだ。
 全員が怒りをみなぎらせて、この日の署名提出行動をやりぬいた。
 顧問弁護団は午前に、「弁論再開申立書」を提出した。これには、証人を予定していた石原健二・元立教大学教授(農業経済)、小川浩・全国農民会議共同代表(農業委員経験者)の2人の陳述書が添えられた。
 小林裁判長よ、2万8千を超す署名に込められた全国の労働者・農民の怒りを知れ。われわれは農地強奪判決を絶対に許さない。霞が関一帯を騒然とさせる怒りのデモをたたきつけ、裁判所を重包囲し、判決を迎え撃とう。法廷は治安警備法廷として必ず利用される、あの429号だ。
 三里塚闘争の勝利を願う全国のみなさん。市東さんの闘志をわが物として、6・12東京高裁農地法裁判控訴審判決闘争へ、そして6・15千葉地裁耕作権裁判闘争に連続して立ち上がろう!(TN)

◎スケジュール
■6・12農地法裁判控訴審判決闘争
・6月12日(金)
・午前11時30分、日比谷公園霞門(かすみもん)集合、集会
・正午 東京高裁包囲デモ出発
・午後2時 傍聴券抽選
・2時30分 判決(東京高裁429号法廷)
・3時 記者会見
・3時30分頃 報告会

■6・15耕作権裁判闘争
・6月15日(月)
・午前9時 千葉市葭川(よしかわ)公園に集合、集会
・9時20分 千葉市内デモ出発
・10時 傍聴券抽選、交付
・10時30分開廷 (弁護団の更新意見、市東さん本人の陳述など)

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