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尼崎事故8周年弾劾!外注化・非正規化粉砕!  4・25レールテック第2波ストを貫徹

20130426a-1.jpg  動労西日本は尼崎事故8周年にあたる4月25日、JR西日本大阪支社内にある外注会社レールテックにおいて「尼崎事故弾劾!外注化・非正規化粉砕!」を掲げて、断固としたストライキを打ち抜いた。
  午後3時30分、動労西日本と支援の労働者が続々大阪支社前に結集してくる。平日にもかかわらず40人の労働者の手で、ストライキを打ち抜く体制がとられた。ストライキ突入直前、動労西日本・大江照巳委員長が、尼崎事故に責任をとらず、労働者に押しつけるJR西日本を徹底的に弾劾し、大阪支社で働く労働者に、ストライキへの合流を求める呼びかけがなされた。  

  いよいよ午後4時になろうかというとき、赤松賢一副委員長が、管理職を従えて大阪支社前に出てくる。4時ちょうど、大江委員長が大阪支社前でJR西日本にストライキを通告した。スト突入だ。
 直ちに、司会である山田和広書記長が、ストライキ突入集会の開催を宣言した。
 まず、大江委員長が「今日は8年目尼崎事故が起こった日だ。国鉄・分割民営化で労働組合潰しが強行され、JRになって『稼げ』の体質をつくり、職場の業務を外注化・非正規化で、低賃金を強制し、安全を投げ捨ててきたのがJR西日本だ。労働組合として、これは許せないと闘ってきた。尼崎事故は国家ぐるみの犯罪だ。われわれは徹底的に闘っていく」とストライキの意義と決意を明らかにした。
 圧倒的歓声の中、ストライキに決起した赤松賢一副委員長がストライキ宣言を発した。「ただいまストライキに突入した。尼崎事故のその日をあいまいにせずストライキを決意し立ち上がった。レールテックは2005年発足した。その年に尼崎事故が起こった。レールテックはそれからなんの成長もしていない。責任のとれない会社のままだ。レールテックは存在していいのか!グループ会社が存在していいのか! レールテックの現状の責任はJR西日本にあるんだ。JR西日本の責任だ。JR単体にグループ会社を戻すべきだ。労働者の超低賃金でこき使うために、いびつな会社のしてきたのだ。こんな会社をつぶさなければならない。今日のストライキは今日だけで終わらない。鉄道の安全と労働者の生活を守るために闘いをやり抜いていく」と決意を語った。
 動労西日本・中西剛執行委は、4月14日に四条畷駅でストライキを闘いぬいたことを報告。さらに、駅の外注化・非正規化と闘いぬく、尼崎事故裁判で井手元社長が「安全を守らせるために現場を追及してきた」という証言を徹底弾劾し、JRと闘っていくと決意を明らかにした。
 関西合同労組奈良支部、関西合同労組東部支部、関西青年集会実行委員会の青年労働者の連帯挨拶に続いて、大阪市職の青年労働者の赤田由行さんから、「責任をとらずに民営化・外注化・非正規化、を進めるJR体制は許せない。大阪市でも同じことが起きている。学校や保育所などあらゆる職場が民営化しようとしている。これに対して、4・26自治体ストライキが闘われようとしている。明日は歴史が変わる日だ。ともにストライキを闘いぬこう」と呼びかけた。
  連帯あいさつの最後に、国労兵庫保線分会の富田益行さんが「外注化・非正規化によって、毎月毎月『待避不良』事故が相次いでいる。この現実を闘う労働組合に結集して転覆しよう」とJR労働者に渾身のアピールを発した。
  赤松副委員長が再度マイクを握り、職場の同僚の思いを込めて、大阪支社の労働者へ呼びかけをおこなった。
  最後にシュプレヒコールでスト突入集会を締めくくっていった。
  4・25ストライキは、レールテックのゆがんだ在り方を全面的に明らかにするための闘いだ。動労西日本は、申3号でレールテックと労使関係の形成を要求している。だがJR西日本は、それを阻止しようと必死になっている。
  しかし、動労西日本は、レールテックとの団交を実現し、その場で、レールテック(すべての外注会社)が、会社として何の責任もとれない会社であることを全面的に明らかにする。そのことは、外注化の目的が、労働者に「超低賃金・長時間労働」を強制し、JR西日本の「稼げ」を貫くためであることを明らかにすることでもある。
  この闘いは、外注会社に対する本格的な労働者の反乱をつくる闘いである。動労西日本は、動労千葉・動労水戸と一体になって、「外注化・非正化粉砕」の闘いに勝利する。(関西K) 

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