国鉄闘争で安倍を倒そう!10.19秋田で総決起集会とデモ
10月19日、午後1時半からアキタスクエアビルで『国鉄1047名解雇撤回! 民営化・外注化阻止! 非正規職を撤廃しろ! 戦争と改憲、原発と首切りの安倍を倒そう!10.19秋田総決起集会』とデモ行進が、熱気あふれる一日行動として勝ちとられました。
この日は、11時半から秋田駅前における最高裁新10万筆署名活動と宣伝行動から始まりましたが、次々と人だかりができて、わずか1時間でビラが1000枚、署名112筆が寄せられました。
秋田県は人口が毎年1万2千人も減少し続け、特に秋田市では青年を中心に自殺率が19年連続トップ(9月28日の地元新聞社説報道)という、「生きられない現実」が強制されています。この渦巻く根底的な怒りを拡散し、国民融和と天皇制イデオロギ-に染め上げるために、10月4日の「第29回国民文化祭」開会式に皇太子を迎えた戒厳体制下、「地元文化の祭典」として11月3日までの1ケ月間、毎日洪水のような企画で埋め尽くされています。このような「7.1情勢」に、真っ向から安倍打倒!を掲げた集会を開催する意義は実に決定的です。
集会は金属労働者の司会で「9.11郡山闘争」のDVD上映から始まり、ともに闘う秋田の会・共同代表のSさんの主催者挨拶、国労秋田闘争団の小玉さんが基調提起、「国鉄分割・民営化で解雇されてから27年の闘いは、みなさんの支援・共闘があったからこそ可能だった」という報告から始まり、「動労水戸の全国を揺るがす英雄的な決起、動労千葉の画歴史的な外注化阻止闘争、そして国労の新津、とりわけ郡山工場の闘い~ついにJR現場から総反撃が開始されたこと、動労総連合を全国に建設する闘いが一切の核心」「安倍打倒へ11.2全国集会に総結集しよう!」と力強く提起された。さらに本集会のメインである国労郡山工場支部・橋本光一書記長の40分にわたる講演は、闘う労働組合の拠点建設の死活性、外注化後の格闘、既成労組や会社の枠を超えた団結体の形成への闘いの前進など、一つひとつが全参加者の心を揺さぶる内容でした。
休憩再開後、全員でソリダリテイ-を合唱したあと、8月1日に結成された「秋田・星野さんを取り戻す会」共同代表・Bさん御夫妻による感動的な連帯の挨拶、そして3.11福島行動実行委員長・椎名千恵子さんによる「怒り福島」の闘いの報告、国労新潟の仲間、全金本山労組、青森の仲間、東北大学自治会の仲間からの団結の発言が続き、閉会と御礼の挨拶が、国労秋田闘争団・家族の小玉由利子さんから行われました。
午後4時過ぎ、全参加者がJR秋田支社前(国民文化祭行事の一環として「SL秋田路号」を運行中)に集合して「JRは小玉さんの解雇を撤回しろ!外注化をやめろ!我々は闘うぞ!勝利するまで闘うぞ!」と怒りのシュプレヒコ-ルを断固として叩きつけました。そしてイベント真っ最中の駅前一周デモ行進に打って出て圧倒的な注目を引き出し、秋田の国鉄闘争一日行動は大成功を勝ちとりました。(TK)
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