星野再審へ第2波の東京高裁包囲デモ「全証拠を開示せよ」の声霞ヶ関にとどろく
星野さんをとり戻そう!全国再審連絡会議が呼びかけた本年第2波の4・22東京高裁包囲デモを、4・26自治労の全国ストライキ情勢のまっただ中で、130名が結集して闘いました。安倍政権による地方公務員の実質1ヶ月の賃金カットは、全労働者にかけられた攻撃であり、絶対に許せません。星野救援会も自治労ストライキ連帯の闘いをやり抜いて結集しました。
3月28日、東京高等検察庁は、弁護団が要求している証拠開示を全面的に拒否してきました。断じて許せません。デッチあげた証拠のみをもって人を獄中に閉じ込めておきながら、無実の証拠を出さないなどということがどうして許せるでしょうか。検察官が証拠開示を拒否する権限がどこにあるというのでしょうか。無実の証拠を隠したままの裁判など裁判ではありません。
冒頭、共同代表の狩野満男さんから、星野さんを今年中になんとしても取り戻すぞと意気高いアピールがありました。続いて、前日の阿佐ヶ谷での星野集会を大成功させ、「星野文昭・暁子の絵と詩展」を開催中の星野暁子さんが検察官の証拠開示拒否を徹底弾劾しました。また、重要な物的証拠であるビデオテープを裁判所が警視庁公安部に保管委託して紛失したことを徹底追及しました。そして、ストライキで闘う労働運動を復権させ、その力で星野奪還を勝ちとろうと訴えました。
3月ストライキを闘った動労千葉からは滝口誠さんが、4・26自治労ストライキへの限りない連帯を表明した後、5・1新宿メーデーから6・9国鉄大集会への結集を勝ちとろうとアピール。全国労組交流センターからは、飯田英貴事務局長が安倍政権と力づくの勝負の時を迎えたこと、検察官が拒否している証拠を開示させるのは私たちの力だ、検察官を民衆の前に引きずり出そう、日本もギリシャのように闘おうと呼びかけました。全学連は、武田雄飛丸君への処分を許さない、4・25法大解放総決起集会への結集を呼びかけました。全国連杉並支部は、安倍政権の「4・28主権回復の日」を弾劾し、全証拠開示大運動が司法権力を根底から揺るがしていると発言しました。
星野救援会からは、大阪からのアピールの紹介後、千葉の会から、学習会をやり運動にますます力が入っている、証拠を実力で開示させるとアピール。茨城の会からは、4月1日から30日までつくば大学前で星野絵画展を開催していることが報告されました。三多摩の会からは、5月3、4日に三鷹駅そばで星野絵画展を開き、全証拠開示大運動を三多摩の地においても大きく進めていくことをアピール。三里塚からは、47年の闘いを階級的労働運動と一体で勝ちとる、7月14日には千葉で大集会を開くことを訴えました。最後に、共同代表の戸村裕実さんは、証拠開示は市民の権利だ、証拠漁りが何故いけないのかと検察官を強く弾劾しました。
いよいよデモ出発です。「星野さんは無実だ」「検察は全ての証拠を開示せよ」「戦争・改憲の安倍政権打倒」「労働者民衆の力で星野さんを取り戻すぞ」「星野さんの再審を勝ちとるぞ」とシュプレヒコールを霞ヶ関一帯にとどろかせ、デモ行進。沿道から圧倒的な注目を浴び、ビラがどんどん吸い込まれるように労働者人民の手に渡っていきます。日帝権力は、星野同志のたたかいと、東京高裁包囲デモへの人民の合流を心底恐れています。今回も大量の公安刑事を投入して、闘争破壊を策してきました。絶対に許せません。デモ隊はこの卑劣な策動に怒りを倍加させ、東京高裁、東京高検糾弾デモを断固貫徹しました。 5・1新宿メーデーを共にたたかい、6・9国鉄大集会から6・30星野全国集会に結集しよう。(s・k)
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