解雇と強制配転の撤回求め、セジョンホテル労組が抗議行動
5月9日、観光客でにぎわうソウル市内ミョンドン(明洞)にあるセジョンホテルの前で、労働者への雇い止め解雇と強制配転の撤回を求める抗議行動が闘われた。セジョンホテルはこの間、ストライキに参加したことを理由に非正規職の組合員を雇い止め解雇し、さらに労使合意をも無視して何人もの組合員を強制配転するなど、労働組合への破壊攻撃を強めてきた。セジョンホテル労組と支援の労働者は、この日午後6時から、多くの観光客が出入りするホテルの玄関前を制圧。約70人が「解雇撤回、不当配転撤回、労組弾圧やめろ!」と、1時間半にわたって怒りをたたきつけた。
現場には、英語・韓国語・日本語の3カ国語で闘争内容を訴える看板が掲げられた(写真)。集会では、民主労総ソウル地域本部のイジェウン本部長が「セジョンホテルに警告する。このような労組弾圧を行うならば、われわれはとことん闘う」と宣言した。
大恐慌下、資本は労働者への首切り・賃下げ・非正規職化という極限的な搾取強化に一切をかけて生き残ろうと必死になっている。それは日本でも韓国でも同じだ。国鉄闘争全国運動の解雇撤回10万人署名には、韓国からも多くの署名が寄せられている。新自由主義と闘う日韓労働者の国際連帯をさらに強めよう。(O)
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