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TPP交渉参加断固反対!で宮城県民集会、農・漁民、労働者など1500人が結集

20130615a-1.jpg 「TPP交渉参加断固反対!」「復興を妨げるTPPを認めないぞ!」――農業者・労働組合・市民が大きな声で一斉に叫んだ。6月13日、仙台市で開催されたJAグループ宮城などが呼びかけた「TPP断固反対! 参加撤回! 宮城県民集会」に1500人が結集した。
 リレーアピールで、ノリ養殖を営む漁民は「震災から2年、ようやくノリ養殖が始まったばかりなのに、TPPがやられたら漁業は壊滅する」と危機感をあらわにした。農協青年連盟の代表は、「震災からの復旧もまだ道半ば。そして原発事故での風評被害。その上にTPP! 安倍首相は許せない。未来のために、最後まで闘おう」と訴えた。 

20130615a-2.jpg20130615a-3.jpg 集会後、TPP断固反対のむしろ旗やのぼりを掲げて、仙台市内をデモ行進した。
 みやぎ労組交流センターと全国農民会議の仲間が、集会に結集してくる農民や労働者に「市東さんの農地取り上げ反対」を訴え、600枚のチラシを配布した。「三里塚ね。知っているよ」「農地取り上げは許せない」「学生のとき千葉の学校に行っていたから、成田にも行った」と半世紀にわたる三里塚闘争はすべての世代の人々の心をつかんでおり、50筆近くの署名も寄せられた。
 安倍政権がやろうとしている「復興特区」「水産特区」による農地や漁港の集約化は、農民や漁民から耕作権や漁業権を奪い取る攻撃であり、TPPそのものだ。三里塚闘争が農地死守を掲げて半世紀にわたって闘い続けていることは、復興特区と闘う被災地に希望と展望を与えている。市東さんの農地強奪阻止へ、3万筆署名を職場や街頭、農民・漁民のなかに大胆に持ち込んでいこう。(宮城・D・H)
 

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