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7・28NAZEN関西結成集会 ”職場での闘い軸に反原発の闘い進めよう”

201307390b-1.jpg 7月28日、大阪市内に120人が集まり、NAZEN関西結成集会を開催した。
 事務局の仲間が基調提起を行い、「『原発を止めるのも労働者、無くすのも労働者』という立場に立ち、闘う労働組合の拠点建設、職場での闘いを軸に反原発の闘いを進めよう。NAZEN京都の1年間の実践を教訓化して全関西にNAZENを拡大させよう」と提起した。 

 記念講演として、まず福島共同診療所建設委員会の渡辺馨事務局長がアピールした。「福島共同診療所開設に一番恐怖しているのが福島県当局であり原子力村。原発事故は収束していない。県の子どもの健康調査でも27人から甲状腺ガンが見つかった。福島第一原発の地下作業の道路から23億5千万ベクレルの汚染水があると報道された。そういう状況の中で国と県が原発から10キロ圏内まで住民を戻そうとしている。こうやって住民同士をいがみあわせる。他方で国にお願いする運動をやりながら、診療所をつぶすために襲いかかってくる人たちがいる。これは国労本部など4・4派が政治和解で『闘っても無駄だ』と動労千葉に襲いかかるのと同じ構図だ。こうしたあり方をひっくり返すには、労働組合の闘いが軸になって全体を包括する運動が必要。それがNAZEN。東京・関西での結成から全国に発展させよう」と提起した。
 続いて動労水戸の照沼靖功さんが被ばく労働拒否の闘いを報告した。
 「一昨年11月、福島第一原発から二十数キロの広野町駅構内に半年以上も放置されていたK544を勝田車両センターに突然回送した。国と県が、住民に対して『電車が開通したんだから帰れ』と強制する第一歩。そのお先棒をかつぐJRは許せない 。動労水戸の組合員が本部に情報をあげて当局を追及し清掃作業を止めさせた。今度は洗浄機を通すという。私は動労水戸の組合員ではなかったが、同じ車両センターの労働者として一緒に闘わないといけないと思った。近くに児童公園があった。遊んでいた子どもたちを避難させた。動労水戸は職場の労働者を守るだけでなく近隣住民を守るのと一体で闘った」と振り返り、動労水戸結集の決断は正しかった、この1年間の激動の日々は楽しいと語った。
 続いて、関西の仲間が次々に発言。NAZEN京都から結成一年の歩みを総括として、仲間が圧倒的に増えた、定例会の路線論議と拠点建設を軸に進めることが大切だと提起した。京大からは、熊取原子炉実験場での御用学者講演会弾劾の当局追及の闘いを軸にして全学自治会・同学会再建へと向かったこと、新自由主義の構造全体を粉砕する立場で闘うことが大切だと訴えた。婦人民主クラブ全国協議会関西ブロックは八尾市における給食の食材の放射能汚染追及を通じて給食外注化と偽装請負の実態を暴いて、現場の労働者と結びつく闘いを進めていることを報告。教育労働者は非正規職撤廃・超過勤務反対との闘いこそ、新自由主義との闘いであり、福島と結びつく闘いだ、徹底的に現場の労働運動にこだわりながら全体性をもった労働組合への飛躍をかけて夏の闘いに臨むと提起。
 発言の最後に電力関連産業で働く労働者が発言した。5月に関電労働者が「仕事がきつくて我慢ならん。何かしたら人を増やしてもらえるかも」と停電事故起こした。これは労働組合が最も闘うべき課題。NAZEN関西が労働組合を拠点にそういう形で爆発する労働者の怒りや思いをひとつに束ねる大きな柱になろうと訴えた。
   最後に、関西労組交流センターの富田益行代表がNAZEN関西代表となることを確認し結成宣言を読み上げて団結ガンバローを行い、盛り上がる中、結成集会を終えた。(関西・E)
 

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