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鉄道運輸機構訴訟:最高裁の上告棄却決定を弾劾する

 国労秋田闘争団の小玉忠憲さんが原告の鉄道運輸機構訴訟で、最高裁は9月10日、小玉さんの上告を棄却する超反動決定を出した。
 小玉さんは国鉄分割・民営化に際し、「停職6カ月以上または2回以上の停職処分を受けた者はJR採用候補者名簿に記載しない」という不採用基準によってJR不採用とされた。昨年6月29日に出された動労千葉鉄建公団訴訟の一審判決は、不採用基準の策定自体が不当労働行為だと認定した。だが、その直後の昨年10月11日、東京高裁・設楽隆一裁判長は、小玉さんの鉄道運輸機構訴訟で「停職処分を2回以上受けるということは重い非違行為を繰り返しているといえるのであるから、これらに該当する者を原則として採用に適さない者とする判断は常識にかなっている」と言い放つ許し難い判決を出した。これ自体、動労千葉の訴訟を徹底的に意識した大反動だった。
 最高裁は今回、動労千葉鉄建公団訴訟の9・25控訴審判決を前に“不採用基準は不当労働行為ではない”という判決を確定させることで、動労千葉を先頭に切り開かれてきた国鉄解雇撤回闘争の前進を必死に押し戻そうとしているのだ。
 だが、最高裁がどんな反動判決を出しても解雇撤回闘争は終わらない。9・25判決日の闘いは重大な決戦だ。最高裁での大激突を見据え、9・15闘争の大爆発を勝ち取り、判決日闘争に総結集しよう。(I) 

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