10・11 NAZEN神奈川を結成 労働組合の闘いを軸に
10月11日、「すべての原発いますぐなくそう!全国会議・神奈川」(NAZEN神奈川)結成集会が横浜市内で開催された。全参加者は、NAZEN神奈川の旗のもとに、すべての原発をなくすまで闘い抜くことを誓った。
2011年3月11日からちょうど2年7ヶ月。この間神奈川県内各地で東京電力神奈川支店に対する抗議デモや福島の子どもたちの保養運動、震災ガレキ搬入反対運動、ふくしま共同診療所建設運動、定期街宣等々、様々な運動・取り組みが行われてきた。
私たち自身の魂の希求としてNAZEN神奈川を結成しようと結成準備会・呼びかけ人会議を積み重ね、NAZEN神奈川を結成するに至った。
結成集会は、基調報告として「再稼働を阻止し、すべての原発をなくしていこう! 闘いの鍵を握るのは、労働者・労働組合。闘う労働組合をよみがえらせ、その力でいっさいの核と原発を世界から一掃しよう!」「11・3労働者集会に結集しよう。再稼働を許すのか否かの帰すうを11・3労働者集会が握っている」「福島の怒りを共有して闘おう。内部被曝から命を守ろう。再稼働を進める新自由主義をうち破ろう」「三浦半島では、教育委員会による学校給食食材の『100ベクレル/kg安全論』撤廃のとりくみをめぐって、教育労働者と保護者の連帯によって、体制内執行部と全面激突をつくりだしています。動労水戸に続き闘う労働運動をよみがえらせよう!」とNAZEN神奈川の闘う路線が力強く提起された。
動労水戸の石井委員長が被曝労働拒否闘争の報告を行った。「放射能で汚染された車両の検査をやれという攻撃に対して、“労働者には被曝しない権利がある”とストライキで闘い、被曝労働を阻止してきた」。石井委員長は、原発事故は全く収束しておらず、多くの労働者が被曝させられている現実の中で、労働組合が被曝労働拒否して闘うことが労働者の命を守ることであり、反原発闘争としても決定的闘いであることを訴えた。そして福島切り捨てと一体である来春の常磐線の竜田延伸攻撃はさらなる被曝労働を強制するものであり、竜田決戦として闘い抜くことを訴えた。
またNAZENの織田陽介事務局長は、「NAZENを作るということは組織を作るということ。組織があって国家権力と闘うことができる」とNAZEN神奈川結成の意義を訴えた。
各地で原発反対で闘う人たちのアピールもパワフルだった。「毎週、官邸前行動に参加。何万人集まろうと時間になったら皆帰って行っておしまい。空虚な闘いにしないために労働組合が大事。原発はそのうち必ず壊れるもの。ポイントは労働者」「保養受け入れ活動をこの間4回行った。現地とつながることが大事だと痛感した。避難した家族を支えていくことも重要だ」「震災ガレキ受け入れ反対の要請行動を行い、労働組合とも団結することができた」
最後に、結成宣言文を採択し、行動方針が提起された。
NAZEN神奈川は、再稼働を阻止し、すべての原発をなくすために全力で闘い抜く。(神奈川・N)
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