3・2東北春闘集会 「大幅賃上げ勝ちとろう」「職場に闘う労働組合つくろう」
3月2日、仙台市内で3・2東北春闘集会が開かれ、東北の労働者120人の結集で大成功した。集会の冒頭、青年労働者が「3・11大震災から3年、根底的怒りが爆発している。都知事選で青年の怒りと結びつく歴史的な挑戦を開始した。14春闘の課題は第一に、改憲・戦争に突き進む安倍政権を労働者階級の団結で打倒することだ。そして、原発再稼働、派遣法改悪をはじめとした労働規制緩和を許さず、闘う労働組合の拠点をつくりだそう」「その軸は国鉄闘争だ。9・25判決は風穴をあけた。最高裁10万筆署名を職場で集めよう」と基調報告を行った。
森川文人弁護士が講演を行い、「青年弁護士は、ロースクールに通うために多額の借金をせざるを得ず、生きていけない。闘う弁護士会をつぶそうというのが司法改革の狙い。日弁連会長選挙で3分の1の弁護士が司法改革反対の声をあげた」と訴えた。
続いて、今年1月に結成されたばかりの婦人民主クラブ全国協福島支部、3・11反原発福島行動呼びかけ人の佐藤幸子さん、東北大学学生自治会の仲間から連帯のアピールを受けた。
特別報告では、国労郡山工場支部の橋本光一さんが10・1外注化阻止決戦への決意と3・11行動への支部賛同が勝ちとられたことを報告し、国労秋田闘争団の小玉忠憲さん、南部バス労組から決意が述べられた。
集会のクライマックスは、仙台市職労の青年労働者、合同労組の仲間、全金本山労組・鈴木委員長など7人の決意表明。「3・11大震災から1年の休業命令、その後の強制出向攻撃と闘って、3年ぶりに職場に復帰する。組合を分断する資本の攻撃に勝利した」(民間)、「差別賃金是正を闘い、毎年1万円の賃上げを勝ちとってきた。少数組合でもきちんと闘えば勝利できる」(全金本山労組)、「2011年に下水道労働者の死亡事故があったとき、組合として闘うか闘わないかが問われた。闘う路線を貫いたことで市職労のなかに自分たちの運動を作ることができた」(仙台市職労)
どの闘いも労働者が主体となり確信を持って闘った報告がなされ、会場は報告のたびごとに大きな拍手に包まれた。最後に「星野文昭さんを取り戻す特別決議」が大きな拍手で採択された。
集会後、仙台市内をデモ行進。「大幅賃上げ勝ちとろう」「労働者は団結しよう」「職場に闘う労働組合つくろう」と訴えた。(宮城・教労O)
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