千葉県三里塚集会　３・２３全国総決起集会と３・２６市東さん農地裁判控訴審へ

　3月2日、市東さんの農地強奪を許すな！第9回千葉県三里塚集会がＤＣ会館で行われ、３・２３三里塚全国総決起集会と３・２６市東さん農地裁判第一回控訴審闘争に総決起する決意を固めました。初めに三里塚ジェット闘争のビデオ上映が行われ、動労千葉と三里塚反対同盟の労農同盟の闘いが感動的に映し出されました。主催者あいさつとして、ちば合同労組の青年労働者から「農民が農地を奪われることは、労働者が解雇されることと同じ。市東さんの農地を守り、職場で闘いを組織し、安倍政権を倒そう」と訴えました。

　次に三里塚芝山連合反対同盟からの訴えです。北原鉱治事務局長は「ビデオをみてすごく懐かしい。三里塚は48年間、動労千葉のみなさんと共に歩んできた」と切り出し、「ジェット燃料輸送阻止のスローガンが書かれた機関車から動労千葉の運転士が汽笛を鳴らしてくれた。涙が出た。労農連帯しかないと思った」と語られました。そして「今日の集会は人数が増えている。それは正義があるからだ。世の中を変えよう」という北原さんのアピールに会場が奮いたちました。伊藤信晴さんは「農地は農民のものということをはっきりさせ、全人民の課題として闘おう」と訴え、宮本麻子さんは津田沼駅で婦人行動隊を先頭に市東さんの農地を取り上げに反対する署名を53筆集めたことを報告し、「もっと広げていきたい。地元の行動で真実を知らせて闘っていきたい」と決意を述べました。
　動労千葉の田中康宏委員長は、三里塚ジェット燃料貨車輸送阻止闘争をふりかえり、「動労本部が三里塚集会に参加しただけで統制処分だという中で、三里塚ジェット闘争を闘った。ジェット闘争を闘ったから、動労からの分離・独立を勝ち取り、国鉄分割・民営化と闘うことができた」と労農同盟の意義を訴え、「３・２３三里塚全国集会を東京でやると決断した反対同盟に応えよう」と渾身のアピールを行いました。
　全学連現地行動隊は「闘う勇気と勝利の展望を得るために三里塚現地に来て欲しい」と訴え、三里塚現闘からは「都知事選は青年・学生の革命を求めた行動だった。労働者の権力を打ち立てよう」と訴えました。全学連の坂野陽平書記長から法大暴処法弾圧無罪確定の勝利報告と三里塚闘争の先頭に立つ決意が表明され、３・１６春闘大行動実行委員会の青年労働者から１４春闘への総決起が呼びかけられました。
　婦人民主クラブ全国協議会千葉支部、千葉・星野さんを取り戻す会、動労千葉を支援する会・習志野、避難プロジェクト＠ちばから、それぞれ闘いの報告と三里塚闘争を闘う決意が表明されました。ちば合同労組は、諸町委員長と青年部が登壇し、三里塚闘争の勝利と職場から１４春闘を闘う決意が表明されました。
　最後に司会から、安倍政権打倒の３月闘争への決起が呼びかけられ、団結ガンバローで集会をしめくくりました。交流会では、北原さんの92歳の誕生日をお祝いし、三里塚闘争の最先頭に立ち続ける北原さんとともに闘う決意を改めて固めました。（千葉・Ｎ）