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辺野古新基地建設阻止へ、9・20沖縄5500名の大結集

20140921a-1.JPG 「みんなで行こう辺野古へ。止めよう新基地! 9・20県民大行動」は主催者発表で5500名の大結集となった。辺野古の浜を埋め尽くした参加者の波は、新基地建設を強行する安倍政権への怒りが沖縄全島にさらに広く深く広がっていることを示した。
 当日は沖縄全島から大型バス約70台が辺野古に向かった。その数は前回の8・23を上回っている。辺野古の現地には集会開始の1時間以上前から参加者が詰めかけた。辺野古のバス停で降車した参加者が、漁港を抜けて浜まで歩いていく。その人の波は、集会が始まった午後2時をすぎても途切れなかった。自治労を中心に、労働組合の参加が圧倒的に増えている。老若男女の参加者は真剣な面もちで強い日差しの中、集会に集中していた。

20140921a-2.JPG 集会内容は、「平和な未来をつくるのは私たち」と力強く訴えた名桜大学の女子学生の発言なども盛り込まれたが、そのほとんどは議員(国会議員や県議会議員など)や首長というものであった。労働者代表の発言はまったくなかった。そして発言はそのほとんどすべてが11月県知事選に絞り上げられていた。
 新自由主義・安倍政権への沖縄の労働者階級の怒りは、「7・1」をへてさらに根底的なものとして燃え広がろうとしている。この決定的な情勢において既成体制内の指導部は、「止めよう新基地!」と言いながら、現実にはこの怒りをすべて、11月県知事選に流し込もうとしている。「イデオロギーよりアイデン20140921a-4.JPGティティ」といいなし、「1%」と「99%」の対立が沖縄にはないかのような発言のオンパレードは、辺野古の浜に結集した労働者階級の階級性を曇らせていく役割しか果たさない。「県知事選で辺野古新基地建設を阻止する」という体制内の主張は、労働者階級の自己解放の闘いを圧殺するということしか意味しない。そしてこの「オール沖縄」の先頭にいるのが日本共産党スターリン主義であるということは、単なる偶然ではないのだ。
 しかしこの日、辺野古の浜に集まった労働者は、闘いと闘う方針を求めて結集していた。日本1BM・ビジネスサービス労働組合支援共闘会議のニュースと、10・21国際反戦20140921a-3.JPGデー闘争を呼びかける全学連のビラは、瞬く間に参加者の波に吸い込まれていった。多くの参加者が手を伸ばしてビラを求めてきた。沖縄の労働者階級は、闘って勝利できる路線と方針を求めて、この日辺野古に結集したのである。
 階級的労働運動の前進が今日ほど切望される情勢はない。10月国鉄集会(沖縄は10・5)から11・2全国労働者総決起集会の1万人結集へ。IJBS労組の闘いを先頭に、NTTで、全駐労で、階級的労働運動を発展させて、辺野古新基地建設を阻止し安倍政権を打倒する決戦に総決起していこう!(沖縄・I)

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