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9月27日 埼玉 戦争と民営化に反対する労働者集会

20141002a-1.jpg 9月27日、全国に先駆け埼玉で戦争と民営化に反対する労働者集会を50人の結集で成功裏にかちとった。
 集会には、国鉄現場労働者や、福島から埼玉県に避難している被災者が多数参加して、「動労総連合を全国へ」の闘いを推し進めるものとして闘いとられた。
 冒頭、動労連帯高崎の漆原芳郎副委員長が、健康を回復して参加している和田山繁委員長を紹介し、主催者あいさつを行った。

 保育労働者の歌唱指導で星野さん解放の歌「ソリダリティ」を参加者全員で歌い、越谷星野絵画展実行委員会、NAZENさいたま、群馬合同労組から連帯のあいさつを受けた。越谷星野絵画展実行委員会からは、いわき市久ノ浜から埼玉に避難している原発被災者があいさつに立ち、星野救援運動との出会いや、原発反対、安倍打倒の強烈な思いを語った。
 全国労組交流センター常任運営委員・動労水戸副委員長の辻川慎一さんが講演を行った。辻川さんは、3・11以後の動労水戸の闘いの背後にある労働者一人ひとりの決断や歴史選択に触れながら次のように話した。
 「福島の被災者や避難者は、3・11とその後の避難のことを昨日のことのように覚えている。その被災者が金で分断され、地域で分断されている。これが資本家・政府のやり方だ。どうすればひとつになれるのか。生き抜いて、原発を持ってきた政府や資本家と闘うしかない」
 「その思いで、動労水戸は、JR常磐線の竜田延伸と闘った。子どもを集めてポケモントレインを仕立てて、福島第一原発の近くを走らせるというので、絶対反対でストをやった。竜田延伸試運転反対のストもやった。5月10日、いわき駅前で街宣をやったら、仮設の人がいっぱい来てくれ“帰町の話は何も説明されていない““あんたたちの言うとおりだ”と言ってくれた。楢葉町は、帰町宣言をできなかった。この闘いで、労働組合が腹を固めて闘うならすべての人びとをひとつにできると確信した」
 「なぜ、動労水戸がそこまで闘えたのか。国鉄分割・民営化という国策に闘い抜けたからです。社会党・共産党は“いざとなればやる”と言いながら結局闘わなかった。闘う労働組合を取り戻すならば、すべての人が団結して闘うことができる。それが原発を廃炉に追い込む力です。そうした力を結集する闘いとして、11・2労働者集会に総結集して下さい」
 休憩の後、国鉄労働者が解雇撤回10万筆署名の取り組みについて報告した。JAM神奈川ジェコー労組と、同じく行田分会の仲間から派遣法体制と闘い抜く決意が述べられ、合同労組からは未払い残業代を払わせる闘いの実践や職場環境是正にむけて会社と交渉を始める決意、自治体労働者からは民営化攻撃と闘う決意が述べられた。
 さらに、JR職場で働く労働者、全逓労働者から闘いの決意が述べられた。最後に、埼玉労組交流センター代表が、11・2労働者集会に総結集しようと訴え、熱気あふれる集会を閉じた。
 その後の交流会でも、熱い決意がお互いに語られ、動労総連合を全国に建設し、階級的労働運動を取り戻す、そのために11・2大結集をかちとる決意をしっかり打ち固めることができた。
(埼玉・松山稔)

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