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いわき合同ユニオン 不当解雇撤回を YGK本社に抗議行動

20141127a-1.jpg 11月21日、有機合成薬品工業(YGK)によるいわき合同ユニオン組合員・K君への不当解雇に対し、私たちは首都圏の労働者と支援の仲間、K君のご家族とともに東京・人形町の本社抗議行動を行いました。
 K君は今年4月にYGKに就職しましたが、会社は彼に十分な技術指導を行わず「業務ができないのは本人の能力不足に原因がある」と一方的に決めつけ、10月末での解雇を強行しました。K君はユニオンに加入し、会社との団体交渉を行い、10月31日にはいわき市にあるYGK常磐工場で抗議行動に決起しました。会社は2回の団交でも何らまともな解雇理由を示すことはできません。安倍政権の進める労働法改悪・解雇自由化そのものの攻撃に対し、私たちはK君とともに闘いに立ち上がりました。

20141127a-2.JPG 本社前での抗議行動は、いわき合同ユニオンの川俣辰彦委員長を先頭に不当解雇への怒りをたたきつけるシュプレヒコールから始まりました。ユニオン副委員長の青年労働者が解雇の不当性とユニオンの闘いを報告し、続いて当該のK君が「私の首を切った社長! 人事部長! 私は人生をかけて解雇撤回を貫き、必ず職場に戻る!」と闘志に燃えてアピールしました。
 次に動労水戸の石井真一委員長が国鉄分割・民営化と真正面から対決してきた動労総連合の闘いの勝利の地平からともに闘う決意を表明しました。合同・一般全国協からは、東京東部ユニオンの仲間が「会社は『企業は学校じゃない』などと言っているが、ふざけるんじゃない! 首を切られた労働者、その親や家族の身にもなってみろ!」と会社を厳しく弾劾。同じ化学産別で働く青年労働者は「現場の仕事は先輩から教わりながらみんなでやっていくのが当たり前だ。パワハラを繰り返し、労働者を追いつめる会社を許さない。人間が屈服し続けるなんてことはありえない。ともに闘い抜く」とアピールしました。
 最後に労組交流センターの辻川慎一代表が「青年を育てることすら放棄し使い捨てる資本家・安倍政権に、人間の社会を維持することなど不可能だ。本日の衆議院解散はまさに安倍政権の崩壊そのものだ。われわれ労組交流センターに結集する仲間は労働運動の復権をかけて総選挙に挑戦する。不当解雇撤回のために総力で闘い抜く」と訴えました。
 抗議行動の最中、社長あての訴えを持参したK君のご家族が手紙を渡そうとすると、会社のガードマンがそれを妨害しました。参加者の怒りが爆発し、全員で激しい弾劾をたたきつけ、出てきた人事部の社員に手紙を渡し、あくまで解雇撤回を貫く意思を示しました。
 道行く労働者からの注目もあり、用意したビラが瞬く間に受け取られていきました。あらゆる人びとにとって不当解雇は自分の問題。安倍政権の崩壊に際して、われわれこそが労働者階級の怒りの結集軸となる決意を新たにしました。(いわき合同ユニオン・N)

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