12・6 鈴木たつお候補が街宣 阿佐ヶ谷駅南口に聴衆数百人
鈴木たつお候補は圧倒的注目の中訴えた、衆院選5日目の12月6日、選挙戦も中盤に入った決戦の週末を迎えた。大寒波が列島を襲う中、東京8区・杉並区では鈴木たつお候補が歴史を塗り替える熱い大街宣に打って出た。マスコミが「自公300議席」なるキャンペーンで労働者人民のあきらめと無力感を組織している。あらゆる既成政党が安倍政権と対決するどころか、安倍政治の延命に加担している。しかし、労働者人民の怒りはもはや爆発寸前だ。「アベノミクスと戦争に絶対反対!」の唯一の候補、鈴木たつお候補の存在と闘いを知らせ、怒りを行動に転化するのだ。
午後5時、JR阿佐ヶ谷駅南口に選挙スタッフの若い女性の声が響きわたった。「今回の選挙の焦点は、野党の共闘でも、アベノミクスの是非を問うことでもありません。私たち労働者、この社会を動かす労働者が、1%のための社会を終わらせ、労働者の手に未来の社会を取り戻していく、これが今回の選挙の最大の焦点です! 皆さん、鈴木たつおとともに今回の選挙、勝ちに行きましょう!」
武内更一弁護士、全学連の齋藤郁真委員長、動労水戸・辻川慎一副委員長、福島から椎名千恵子さん、佐藤幸子さんら3人、動労千葉・田中康宏委員長、高山俊吉弁護士、地元から東京西部ユニオン・北島邦彦副委員長(元杉並区議)らが次々に応援演説に立った。
鈴木候補はこの日の最後に、渾身の力をこめて訴えた。聴衆は増え続け、寒気も忘れ、数百人が鈴木候補の演説に聞き入った。
「石原のぶてるの選挙ポスターを見てとうとう出てきたなと思いました。金目発言への怒りに追い詰められた彼が何を『国を守る』、この国を守ると言い出した。国家主義、愛国主義。これを見てアメリカの政治格言を思い出した。『愛国とは、ならず者の合言葉』。皆さん、国とはなんですか? 国家の暴力をもって大資本、大企業、大銀行が人民を支配するその道具ではないのか。国家なんてものは、そういうものでしかない! それがたまたまそこに暮らす人びとを包摂し、抱え込んでいるものだからいろんな幻想が生まれる。しかし、国家とは大資本、大企業、大銀行が、それと官僚が人民を抑えつける装置でしかない。このことを私は、石原にたたきつけたい。守るべき国なんかあるのか! 大阪では、現にそこに住んでいる人たちが家賃の値上げに反対して住み続けたら、国家の暴力を使って、つまり警察部隊を使って住んでいる家から追い出した。これが国家の本質です。あるいは京都大学、東京からわざわざ公安刑事と機動隊を送り込んで、ガサ入れをやった。5700人が集まった11・2労働者集会のデモでの現行犯逮捕ですよ。前代未聞の不当捜索です。
あるいは皆さん、アベノミクスのまやかしについて一言だけ申し上げたい。日銀の追加緩和を決めた日銀の最高決定機関、なんと5対4で割れちゃったんだよ。そんなものを黒田はまだ続けようとしている。労働者の賃金の一部をかすめ取った年金積立金、130兆円あると言われている。この年金積み立て金を株式市場に投げ込んだ。株なんてものは、何かあれば一枚の紙切れになってしまう。それを株式市場に投げ込んだ。国家の名においてそういうことをやっている。何事か! この裏は何なのか。結局、輸出企業をもうけさせるためだけだ。そして、円安、輸入食品、全部値上がりしてもかまわない。そういうことをやっているのが、アベノミクスなんだ。まさに国家の犯罪なんだよ。人民の生活をますます貧しさに追い込んでおいて、一握りの資本家がもうけようとしている。歴然たる事実じゃないか! 明らかな目の前の事実なんだ。こういう国家のあり方を根本的に変えて、労働者人民が主人公になる社会をつくらなければならない!」
(K)
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