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動労千葉が盛大に旗開き 解雇撤回・外注化粉砕誓い合う

20150116b-1.JPG 動労千葉は1月10日、DC会館で2015年団結旗開きを盛大に開催した。動労千葉はすでに昨年末から3月ダイヤ改定阻止に向けた重大な攻防に入っている。結集した動労千葉組合員や動労千葉を支援する会の会員は、決戦の年となった2015年を総力で闘いぬくことを誓い合った。
 大竹哲治副委員長が開会を宣言し、田中康宏委員長があいさつに立った。田中委員長は「身の引き締まる思いで新年を迎えた。今年は労働者にとって大きな分岐点をなす年になる」と切り出し、安倍政権がたくらむ集団的自衛権関連法を絶対に阻止しようと訴えた。また、昨年末に出されてもおかしくなかった鉄建公団訴訟の最高裁反動判決を阻止したことを明らかにし、「すべてが新年になだれ込んだ」と述べて、「国鉄分割・民営化以来のすべてをひっくり返す」と決意を明らかにした。

 また、外注化阻止の闘いの中でCTS(千葉鉄道サービス)の労働者の動労千葉への結集をかちとったことに触れ、「外注化を粉砕できる手がかりをつかんだ。この手がかりをもとに今年も進む」と述べた。
 さらに、大量退職をてこにJRが全面的な外注化と労組破壊に乗り出していることを暴き、これと全面的に立ち向かうことを強調した。そして、JRが3月ダイ改で強行しようとしている千葉県内の特急全廃・大幅削減などの地方切り捨ての攻撃に対し、労働組合として地域の怒りの声をまとめ上げ反撃に立つと宣言した。(発言要旨別掲)
 来賓としてあいさつした三里塚芝山連合空港反対同盟の北原鉱治事務局長は、三里塚ジェット燃料貨車輸送阻止闘争を始めとした動労千葉との労農連帯の歴史を振り返り、戦争が再び迫っていることに警鐘を鳴らして、3月4日の農地法裁判控訴審闘争を始めとする三里塚闘争への結集を呼びかけ、「労働者と農民が団結して今の政治を根本から変える。今日の旗開きをその第一歩にしよう」と訴えた。
 動労千葉顧問弁護団長の葉山岳夫弁護士は、1047名闘争をめぐり「昨年末の最高裁反動判決を阻止した。8万3千筆の署名と6次にわたる署名提出行動が最高裁を揺さぶっている」と述べ、「不採用基準を不当労働行為と認定した東京地裁・東京高裁の判断を最高裁は覆せない。ならば解雇撤回判決しかない。弁護団は解雇撤回・JR復帰の判決戦取へ徹底的に闘う」と決意を表明した。
 田中委員長と家族会が鏡割りを行い、永田雅章OB会会長の音頭で乾杯した。
 動労水戸の石井真一委員長は大子支部での組織拡大を報告し盛んな拍手を浴びた。さらに情報労連千葉県協議会、ス労自主、精神医学研究所附属東京武蔵野病院労組、ちば合同労組、動労千葉を支援する会の山本弘行事務局長、都政を革新する会の北島邦彦さん、婦人民主クラブ全国協、星野再審全国再審連絡会議、全国水平同盟、全学連の斎藤郁真委員長などからのあいさつが続いた。
 動労千葉からの決意表明では、争議団の中村仁さんが解雇撤回へ闘いぬくと宣言、幕張支部の山田護支部長が外注化を必ず粉砕すると表明、木更津支部、佐倉支部、銚子支部の代表はローカル線切り捨ての3月ダイ改阻止へ闘うと述べ、長田敏之書記長が本部としての決意を述べて組織拡大を強調した。
 恒例のビンゴゲームで盛り上がり、参加者は杯を傾けつつ交流を深めて一層強い団結を固めた。
 全員でインターナショナルを斉唱し、田中委員長の音頭で団結ガンバローのこぶしを突き上げた。動労千葉は2015年の決戦へ元気よく突入した。(M)

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