動労水戸、竜田延伸阻止へ第1日目のスト貫徹
動労水戸は常磐線竜田延伸阻止を掲げ、5月30日から31日までの乗務員ストライキに突入した。スト1日目の30日、ストライキに突入した組合員は、勝田運輸区前、水戸運輸区前、JR水戸支社前で断固とした抗議行動に立った。
同日、JR東日本は6月1日から広野―竜田間の運行を再開すると発表した。その前日に出された楢葉町長の見解は、「帰町を目指す時期は来春以降になる」としたものであって、即時帰町が可能というものではまったくない。しかしJRは、何が何でも運行再開を強行すると表明したのだ。それは、JR東日本が、福島の怒りを圧殺し、原発再稼働を叫ぶ安倍政権の極悪の先兵として登場しているということだ。
動労水戸は各運輸区前で、JRを徹底弾劾するとともに、職場の労働者に「竜田までの乗務を強制されるいわき運輸区の仲間を見捨てるな」と訴えた。石井真一委員長、国分勝之副委員長、木村郁夫書記長を先頭に、ストに突入した組合員は、「乗務員・乗客に被曝させ、死ねというのか。JRのしていることは無差別大量殺人だ」「最も安全な道をとれという安全綱領を労働者に唱和させておいて、危険とわかっている竜田延伸を強行するのか。そんな管理者は鉄道事業を行う資格はない」と腹の底からの怒りをJRにたたきつけた。
竜田延伸をめぐる闘いは非和解的な決戦に入った。31日のいわき総決起集会は、歴史的な決戦だ。全国から大挙して駆けつけよう。竜田延伸を絶対に阻止しよう。(東京・K)
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