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動労西日本 3カ所でストに立つ 〝中西副委員長を職場復帰させろ〟

20150306e-1.JPG 動労西日本は2月27日、「中西副委員長を職場復帰させろ! 解雇攻撃粉砕!」「大江委員長へのビラまき処分を撤回しろ」「3・14ダイ改粉砕」を掲げた15春闘第1波ストライキを広島・関西の3カ所で打ち抜いた。さらに中西剛副委員長の職場である四条畷(しじょうなわて)駅抗議闘争とJR西日本本社包囲弾劾闘争を闘い抜いた。

 中西副委員長は尼崎事故による労災で精神病を発病し、14年11月から病気休業で休んでいた。復調が認められたため、15年1月から復職することになっていたが、JR西日本は、産業医が認めなければ復職させないという不当な攻撃をかけてきた。中西委員長の主治医は復職できると診断しているにもかかわらずだ。これは、病気休職が3年続き、回復しなければなければ解雇という就業規則を盾にして、中西副委員長の解雇を狙う攻撃だ。この攻撃を粉砕しつくすことを最大の課題に、動労西日本は春闘第1波ストに立った。
 まず、福知山駅信号所の原田隆司組合員が先陣を切った。京都・滋賀から支援の労働者15人が早朝ビラまきにかけつけ、圧倒的な注目の中、朝8時5分、JR西日本にスト通告。福知山支社前で原田さんは「青年の怒りと一体化して、外注化・非正規職化を粉砕しよう」とアピールした。
 続いて奈良市の京終(きょうばて)駅前に組合員や支援50人が結集した。午後1時、大阪事業所の東元(あずまはじめ)組合員がストに入った。東さんは「JR西日本は私を30年近く森ノ宮電車区から排除し、本来業務をさせず、病気に追いやった。今日のストはJR西日本を打倒する労働者の決起の始まりだ」と熱烈に訴えた。
 午後3時からは、中西副委員長の勤務先である四条畷駅前での闘いを開始した。中西副委員長が自らマイクを取り、「職場復帰は当然だ。誰も知らない『労働安全業務指導取扱準則』を使い復職を妨害するのは闘う労働運動つぶしであり、徹底的に闘い粉砕する」と決意を述べた。支援の連帯アピールが続いた。
 JR西日本は四条畷駅前に本社人事や副駅長などをそろえ、大阪府警公安もスト圧殺に乗り出してきた。この反動を粉砕して、四条畷駅弾劾闘争は打ち抜かれた。
 ストライキ総行動の仕上げはJR西日本本社包囲・弾劾行動だ。午後5時前、広島や全関西から50人以上の組合員と支援が結集。山田和広書記長の開会宣言でJR西日本弾劾集会が始まった。
 東さんと原田さんが「中西副委員長への解雇攻撃を粉砕する」と決意を表明。中西副委員長は「労働者をいつでも解雇できるようにすることが今回の攻撃だ。JR東のように全面的に外注化・非正規職化に進もうというのだ」と怒りを込めて弾劾し、「JR西日本社長・真鍋精志はここに来て土下座しろ」と圧倒的な怒りをたたきつけた。
 関西合同労組、ユニオン自立、八尾北医療センター労組、大阪市職の労働者、国鉄労働者が連帯あいさつを行った。
 広島印刷事業所に所属する岡崎昭夫組合員は、事業所廃止・外注化の攻撃に絶対反対で闘い、組織拡大を実現すると決意を表明した。
 広島の五日市でストライキに決起して駆けつけた大江照己委員長が、休暇中のビラまきへの厳重注意処分を弾劾し、中西副委員長への解雇攻撃を粉砕するためにストに立ったと宣言。さらに第2波のストを打ち抜く決意を述べ、「動労西日本の組織拡大を実現しJR体制を打ち倒そう」「4・25尼崎闘争、6・7国鉄闘争全国運動集会に結集し、戦争と改憲、外注化・非正規職化の安倍を倒そう」と提起した。このまとめを全体の拍手で確認し、シュプレヒコールと団結ガンバローを行った。
 中西副委員長への解雇策動は、闘う労働組合の根絶攻撃だ。同時にそれは、3月27日のJR西日本3社長裁判で「尼崎事故のみそぎは済んだ」として、本格的な外注化・非正規職化を強行するための攻撃だ。動労西日本はこの決戦を水路にJR体制打倒、JR労働運動の主流派に躍り出る。4・25尼崎闘争に結集しよう!
(動労西日本・K)

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