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民主労総ゼネスト連帯集会が大成功 7・15国会大包囲闘争へ

20150702b-1.JPG 6月28日、民主労総ゼネスト連帯大集会(主催・実行委)が江戸川区文化センターで開かれた。集まった450人は、民主労総第2次ゼネストと連帯し、7・15国会闘争を全国結集で闘うことを誓い合った。ハンサンギュン委員長に逮捕令状を出し、ゼネスト圧殺に乗り出したパククネ政権に対し、民主労総は「パククネの反労働者政策をたたき壊すまで闘う!」と宣言し、7・15ゼネストに進撃している。第2の分割・民営化阻止の国鉄決戦を軸に、ストライキで闘う労組、動労総連合を全国に建設し、日本でゼネストを組織しよう。労働組合旗、大学旗を林立させて7・15国会大包囲闘争を闘い、安保=戦争法案阻止、安倍政権打倒の7月決戦に突き進もう!

20150702b-2.JPG 午後1時半、青年、学生の司会で集会が始まった。東京労働組合交流センターの小泉義秀事務局長が「われわれが急速にゼネストを組織できるようになるために今日の集会は設定された」と開会あいさつを行った。
韓国階級闘争の映像
 ビデオ「民主労総20年の闘いの歴史」が上映された。70年前の8・15解放から71年チョンテイル烈士焼身決起、80年光州蜂起、87年労働者大闘争、95年民主労総創立へ、さらに97年アジア経済危機のIMF管理体制下での新自由主義との格闘を非正規職撤廃を掲げ、階級的労働運動を闘ってきた民主労総の姿が映し出された。
 「反動の歴史、野蛮の時代をわれわれはまだ打ち破っていない。もう限界だ。これ以上奪われるわけにはいかない。誇り誇り高い民主労総の名においてゼネストに絶対勝利しよう!」。ハンサンギュン委員長の声に思わずこぶしに力が入る。
20150702b-3.JPG 動労千葉国際連帯委員会が民主労総ソウル本部からのメッセージ(全文添付)を読み上げ、「民主労総の闘いは、労働組合が団結し絶対非妥協で闘えば勝てることを示している。民主労総のゼネストは、87年をのりこえ、東アジアにおける新たな労働者革命に進もうとしている」と、これに連帯し、安倍を倒そうと呼びかけた。
 動労千葉国際連帯委の山本弘行さんが集会の基調報告を行った。ビデオにも登場した動労千葉の中野洋顧問と田中康宏委員長、動労水戸・辻川慎一副委員長の03年訪韓動労千葉の国際連帯の出発点だったと振り返り、「中曽根以来の新自由主義攻撃に30年にわたって立ちはだかってきた国鉄闘争が6・7集会での『民営化と闘う日韓鉄道労働者共同声明』に結実した」と総括し、7・1JR駅全面外注化が「社会丸ごとの民営化」の突破口であると怒りをこめて弾劾した。最後に、「今や全世界がゼネスト情勢だ。青年労働者、学生の若い力こそが国際連帯の担い手だ。民主労総と連帯しゼネストに立ち上がろう」と呼びかけた。
 ドイツとの国際連帯報告があり、鈴木達夫弁護士が7・5大集会を呼びかけた。
今が戦後の決着点
 鈴木弁護士は「いま戦後の分岐点だと言われるが、正確には『戦後の決着点』だ。2・1ゼネスト以来の日本帝国主義と労働者階級人民との闘いの決着、その決定的な過程に突入している」という時代認識を示し、「私たちは7・5集会で1000万署名を全人民に呼びかける。1000万規模で日本人民の戦後のすべての闘いを集約し、安倍を倒すための決定的な武器にしようと思っている。7・5集会は、国会闘争の最大の山場となる7月中・下旬に向けた跳躍台をつくる決定的な集会。今までの闘いの常識を超えた鋭さと広がり、大きさ・物量をもって安倍を本当に倒していく集会にしたい」と語った。
 さらに「桜井よしこらの『美しい日本の憲法をつくる1000万署名』に、街頭と職場、この二つの戦場で打ち勝とう」「労働者が職場で日々非妥協で闘いぬくことが、国家主義・排外主義を一蹴して、自国帝国主義を打倒する道だ」と強調し、「7・5集会に大結集し、数千のデモで都心を席巻し、それをステップにしながら7月戦争法案強行採決情勢をぶっ飛ばそう」と呼びかけた。
なぜ今ゼネストか
 集会第2部は、動労千葉の田中委員長の発言から始まった。「民主労総は、95年結成から20年、70万人という組合員を率いて階級的労働運動の立場を断固貫いてきた、この一点に尽きる」と断言。その民主労総が今、ゼネストに挑戦している。「韓国経済の全面崩壊の中でパククネ政権は、構造調整と称して法改悪すらやめて政府のガイドライン一つで労働組合、労働運動を根本的に否定するという最末期の新自由主義攻撃だ。だからこれを打ち倒すゼネストなのだ」と指摘し、「日本でも、戦争法案と表裏一体で派遣法全面改悪、残業代ゼロ法案など、労働者階級に対する全面戦争が始まっている。しかし、安倍政権はJRでの第2の分割・民営化を突破口に労働組合の再編・解体をやらなければ、戦争も次元を超えた非正規職化もできない」「だとすれば必ず勝利できる。われわれは国鉄分割・民営化と30年間闘い続け、打ち砕き続けてきた存在だからだ。民主労総ゼネストに連帯し、階級的労働組合をよみがえらせよう」と、決意を示した。
 被曝労働拒否をたたかう動労水戸支援共闘の斎藤貴広事務局長が「常磐線全線開通を阻止する闘いは、福島の根底的怒りと結びつく闘いだ」と訴え、1千人会員の組織化を呼びかけた。
 さらに、動労水戸、教育労働者、合同・一般労組全国協、医療・福祉労働者が決意あふれる発言を行い、全学連の斎藤郁真委員長が「ストライキで立ち上がって7・15国会闘争へ、安倍を必ず倒す、その日にしよう」と、アピールした。
日本もゼネスト情勢
 「民主労総ゼネストと連帯し、7・15国会闘争へ!」と題する集会決議を満場一致で決議し、集会のまとめを全国労組交流センター代表運営委員の辻川慎一動労水戸副委員長が行った。
 「ある労働者が動労水戸の被曝労働拒否のビラを見て『労働組合ってのはこうじゃなくちゃいけないんだ』と言って支援共闘に入ってくれた。われわれの闘いは完全に通用すると確信した」と語り、「ギリシャ危機は、これから日本で起きることだ。今がゼネスト情勢だ。7・15国会闘争は、動労千葉・動労水戸の旗を押し立て、日本共産党など分割・民営化と闘わない、解雇撤回闘争を闘わない裏切り者に断を下す闘いだ。全学連、青年労働者とともに7・15国会闘争に全力で立ち上がり、7月闘争でゼネストから日本革命の展望を切り開こう!」と、7月国会闘争の方針を鮮明に提起した。
 安倍打倒の気合いを込めた団結ガンバロー、インターナショナルが響きわたった。(K)

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