関西空港反対で集会 7月12日 泉佐野市 135人が戦争政治に怒り
7月12日、関西空港反対全国集会が泉佐野市末広公園で開かれ、地元住民を始め135人が参加して成功した。安倍政権が15日にも衆院特別委員会で採決を強行しようとする情勢の中で行われた集会は、参加者全員が安倍の戦争政治に心底から怒り、戦争法を絶対に阻止する決意にあふれたものとなった。
集会は泉州住民の会の小林順子さんと中山綾子さんの司会で始まった。主催者あいさつを関西労組交流センターの深町加代子代表が行い、「私たちが主役となって闘う胸躍る時代が来た。安倍が戦争法案を強行しようとしているが、労組交流センターが労働組合の権力を取って世の中を変えていく」と宣言した。
連帯あいさつを、全国水平同盟代表代行と婦人民主クラブ全国協議会、広島連帯ユニオンが行った。広島連帯ユニオンの壹貫田康博書記長は「8・6広島は戦後史上最高の決戦になる。核武装を許さない。安倍を打倒しよう」と訴えた。集会へのメッセージが動労千葉と三里塚反対同盟、泉州住民の会の森田恒一元代表から寄せられた。
基調報告を泉州住民の会の国賀祥司代表が行った。「戦争法案を絶対に許さない。15日、国会前に決起しよう。世界はゼネスト情勢だ。ギリシャ、中国情勢は世界大恐慌情勢を決定的にした。民主労総のゼネストと連帯して闘おう。われわれはついに橋下市長を倒し、大阪都構想を廃案に追い込んだ。職場で絶対に屈しない闘いが広がり勝利した。泉佐野でも千代松市長を打倒できる。市職員のみなさん、立ち上がろう。関空を粉砕するのも関空の軍事使用を止めるのも関空労働者の闘いが核心だ。関空労働者と地域の労働者、住民と団結した闘いをつくって勝利していこう」
決意表明を泉州住民の会、関西労組交流センター、八尾北労組、関合労泉州支部、全学連が行った。泉州住民の会の井上敏幸さんは「われわれは関空にずーっと反対してきた。戦争とオスプレイに反対していく」と決意を語った。大阪市職の赤田由行さんは「ついに橋下を打倒しました。団結を信じて闘えば絶対に勝てる」と宣言。関西合同労組の西村美由紀さんは「倒産、解雇攻撃と闘っています。関西合同労組が、関空労働者を組織します。労働者が反対して従わなければ、戦争はできない」と表明した。
閉会あいさつを泉州労組交流センターの黒瀬博匡さんが行い「動労千葉、動労水戸のように、ストライキができる労組を組織していきます。民主労総のゼネストと連帯し国会大闘争に打って出て行こう」とまとめた。
集会の後、関空島が見えるマーブルビーチまでデモを行った。沿道からは多くの労働者、住民が応援してくれた。今年の関空闘争は、世界情勢とかみ合い、戦争反対、安倍打倒の闘いとして大成功した。 (F)
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