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〝虐殺の事実消せない〟 朝鮮人追悼式 小池弾劾し緊急街宣

20170907a-1.JPG 「朝鮮人犠牲者への追悼文を拒否した小池都知事を許さない!」「改憲・戦争を狙う安倍と小池を倒そう!」――9月1日、関東大震災朝鮮人犠牲者追悼式が行われる墨田区・横網町公園の最寄のJR両国駅前で、東京労組交流センターが呼びかける緊急の街頭宣伝が行われた。
 追悼式に参加する多くの人びとが「小池、極右の正体」の看板や「安倍・小池たおせ」のノボリを見てビラや『前進』を手に取り、改憲阻止の署名に次々と応じ、多くの新しい出会いや交流が生まれた。
 追悼式には、毎年参加している人びとに加えて、小池の暴挙に怒り「今回は来なくてはと思って来ました」「いてもたってもいられなくて初めて来ました」という人たちが多数駆けつけ、地元の労働組合員を含めて、例年の倍の500人が参加した。

 街宣で真っ先にマイクを握ったのは動労東京の吉野元久委員長だ。「小池はついに極右の正体をさらしました。戦前、日本と朝鮮の労働者の国際連帯を破壊するために、国家権力が震災に乗じて多くの朝鮮人を虐殺した事実を消すことは絶対にできません。再び排外主義をあおって朝鮮侵略戦争を狙う小池や安倍を労働者の力で今すぐ倒しましょう!」――力のこもった訴えが注目を集め、「まったくその通りだ」「一緒にがんばりましょう」と多くの人が声をかけてきた。
 小池の追悼文拒否を弾劾する『前進』2872号を受け取った人からは「中核派、がんばってますね!」などと次々激励が寄せられ、「ぜひ話がしたい」という人も現れた。用意したビラと『前進』はあっという間になくなった。
 追悼式に先立っては「そよ風」という極右団体が「朝鮮人慰霊碑の撤去」を求めるビラをまき、「6千人虐殺は本当か?」を掲げたデッチあげの「慰霊祭」をすぐ近くで行って追悼式の破壊を狙った。2010年にこの「そよ風」の集会で講演を行った小池自身も、まったく同じ立場だ。
 しかしこの策動は結集した在日・労働者民衆の圧倒的な怒りの前に打ち砕かれ、極右どもは警察に守られて撤退せざるをえなかった。
 朝鮮人犠牲者追悼式をめぐっては、小池に続き墨田区長・山本亨も「都の対応を参考にした」として追悼文の送付を拒否した。歴史を歪曲し、排外主義をあおり立て、改憲・戦争へと突き進む安倍・小池ら極右勢力の卑劣な策動に対し、多くの労働者民衆が怒りの声を上げている。11月労働者集会・改憲阻止1万人大行進にすべての怒りの声を結集させよう。

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