3・24三里塚全国集会への全力決起を誓い千葉県三里塚集会
3月17日、千葉市のDC会館において、第8回を数える千葉県三里塚集会が実行委員会主催で開かれた。県内の青年労働者を先頭に、1週間後の3・24三里塚全国集会への全力決起を誓い合う場として大成功した。
冒頭に、2・18市東さん農地裁判での千葉地裁包囲闘争、3・11福島行動を記録したビデオが上映され、特に福島の農民・労働者の原発廃炉へ向けた訴えが参加者の胸にあらためて響いた。
司会のちば合同労組のあいさつに続き、早速三里塚芝山連合空港反対同盟の北原鉱治事務局長、伊藤信晴さん、宮本麻子さんの3人が紹介され、前に並んだ。
北原さんは、2月20日早朝に千葉地裁の執行官が天神峰・市東孝雄さんの農地や農業施設などに立ち入って「公示書」なる看板を14カ所も据えつけていったこと、さらに3月7日に第3誘導路が供用開始されたことを強い怒りで弾劾した。そして農地取り上げの攻撃に対しては「実力をもって闘う。来るなら来い!」と気概を示し、3・24全国集会と3・27農地裁判最終弁論の闘いに立ち上がることを訴えた。「労働者・農民の力でこの社会を変えるまで、闘いに終わりはない。千葉は全国の先頭に立ってほしい」と呼びかけた。
伊藤さんは、三里塚闘争が日本帝国主義の航空政策の遅れと破綻をもたらしていることを強調し、農地死守の決意を表した。宮本さんは反原発・福島の闘いと連帯して安倍政権を打倒することを訴え、3・24への決起を要請した。反対同盟の発言は、参加者の熱烈な拍手で迎えられた。
14日からのストを闘いぬいた動労千葉の田中康宏委員長が、マイクを握った。三里塚反対同盟に連帯して闘ったジェット燃料貨車輸送阻止闘争などを振り返りながら、田中委員長は「敵は市東さんの闘いを怖れている。三里塚47年の闘いのすべてを凝縮し、国家権力を驚がくさせるような3・24の大成功をかちとろう」と訴えた。
反対同盟と動労千葉のアピールを受け、ちば合同労組の二人の青年労働者が立ち、職場での苦闘をにじませながらも勝利への力強い決意を表した。
「現地からの訴え」として、三里塚現闘と全学連三里塚現地行動隊の同志が立ち、緊迫する現地攻防と裁判闘争の現局面を報告し、残る1週間を3・24大結集の実現へとことんまい進すること要請した。
さらに会場からの発言が続き、ちば合同労組委員長、千葉・星野文昭さんを取り戻す会、裁判員制度はいらない!千葉県実行委、動労千葉を支援する会・習志野、婦人民主クラブ全国協・千葉支部、全学連の斎藤郁真委員長が3・24への決意を表した。斎藤君は「“1億8千万円の金よりも1本100円の大根を作り続けるのが大事”と言った市東さんの生き方に希望がある」と労農学連帯の核心を示した。
最後に司会が3・24―27の具体的行動方針を確認し、団結ガンバローを三唱して集会を締めくくった。
その後の交流会では、北原さんの91歳の誕生日を盛大に祝福した。県内の労働者、動労千葉組合員、全学連などが闘いへの自分の思いを語ることに対し、北原さんは一人ひとりに激励の言葉を送り、時を忘れて温かい交歓が続いた。(TN)
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