三里塚反対同盟が判決後初の一斉行動
8月25日、三里塚芝山連合空港反対同盟は、市東孝雄さんの農地裁判判決後最初の一斉行動を行った。
反対同盟と支援連はこの日総出で、午前から夕方まで地元の下総地区、大栄地区、多古町などを、「緊急3万人署名」に応じてくれた家を中心に一軒一軒回った。そして農地裁判判決を報告するビラを手渡し、闘争への支援・激励に対するお礼と控訴審でのさらなる闘いの決意を伝えた。
市東孝雄さんは、訪ねた先々で暖かく迎えられ、農地明け渡しを命ずる不当判決への怒りと「仮執行宣言」を阻止した勝利の手応えを、多くの人びとと語り合い共有した。
北原鉱治事務局長は反対同盟宣伝カーに乗り、下総、多古、三里塚の各地を回って精力的に辻立ち演説を行い、自らの戦争体験を織り交ぜながら軍事空港としての成田の本質を暴き、農地強奪判決を鋭く弾劾した。
夕方に市東さん宅の離れに全員が集合して一日の行動を集約し、地元を重ねて回ることの重要さを確認し合った。
最後に萩原進事務局次長がまとめを行い、「反対同盟は10月20日に全国総決起集会を三里塚現地において開催する。この大結集へ向けた闘いの第一弾として本日の一斉行動をやりぬいた。今後反原発の大集会などにも、反対同盟の旗を掲げて積極的に参加・合流していく。秋の闘いは重要な課題が並びスケジュールも厳しいが、次の一斉行動も全力で取り組み、10・20を大成功させよう」と力強く訴えた。(TN)
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