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動労水戸、全勤務者が3・14第3波ストライキを貫徹

20130318b-1.jpg 動労水戸は3月14日、外注化粉砕・春闘勝利を掲げて全勤務者の一斉ストライキに突入した。3月6日、12日のストに続く第3波ストだ。午後、勝田車両センター門前に続々と結集した組合員と支援者は、居並ぶJR水戸支社と水戸鉄道サービス(MTS)の管理者に対し怒りの抗議行動を貫徹した。
 冒頭、石井真一委員長は「JR東日本の春闘回答は、ベアゼロ・定昇維持のみ。3月16日に迫ったダイ改では、MTSは『労働条件の変更は組合には提案しない』と開き直っている。違法企業への強制出向を許さず、裁判闘争と一体で職場闘争を闘い抜こう」と訴えた。 

20130318b-2.jpg MTSに強制出向となった組合員は「会社は場当たり的に『業務指示』で青年にスト破りを強制しているが、そんなものに正当性はない。MTSでもストはできる。諦めずに一緒に闘おう」「JRはうそつきだ。だまされてはいけない。『労働条件は変わらないよ』と言っておいて、外注化されてみれば、休日は減らされ手当もなくなり、出向者は『駐車場も自分で借りろ』となった。『3年後には出向から戻れるから』と言っていたにもかかわらず、別のところでは『この出向は帰って来られないから』と平然と言ってのける。MTSの社長が職場に来て、『ここに来たんだから楽しくやろうよ』と言っていた。冗談じゃない!」と激しくJRとMTSを弾劾し、職場の労働者に熱く呼びかけた。
 最後に辻川慎一副委員長が発言に立ち、「外注化とは非正規職化と解雇自由の攻撃であると同時に、労働者の生命と鉄道の安全に対する責任の放棄だ。原発事故を引き起こした東京電力と、外注化20130318b-3.jpgを進めるJR資本は無責任という点において同等だ。会社はスト破りのために『業務指示』を乱発しているが、会社の命令がそもそも不当なら労働組合として闘うのは当たり前だ。われわれは外注化を粉砕するまで断固として闘い抜く」と訴えた。
 組合員はその後、水戸市内に移動し春闘総決起集会を開催した。石井委員長が昨年10・1外注化以降の闘いを全面的に総括し、安倍政権と労働者階級の闘いが非和解的に進んでいることを述べ、「大恐慌情勢と切り結び、闘う労働運動の復権をかちとるために外注化決戦を闘おう」と訴えた。職場からの報告を受けての討論の後、辻川副委員長が「3月の3波のストは目に見える形で会社を追いつめている。会社の指示・命令そのものの正当性を争う闘いは確実に労働運動の新たな段階を切り開いている。今や勝田車両センターの第1組合はわれわれだ」と組合員を鼓舞激励した。
 集会後、組合員はJR水戸支社前に移動し、怒りのシュプレヒコールを叩きつけて一日のスト行動を終えた。(N)

写真上:勝田車両センター前(3月14日 ひたちなか市)
写真中:JR水戸支社前での抗議行動、写真下:水戸市内での春闘総決起集会(いずれも3月14日 水戸市) 

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