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狭山再審を開始せよ/全国水平同盟が東京高裁にデモ

狭山事件の犯人にでっち上げられた無実の石川一雄さんに対する東京高裁・寺尾正二裁判長の無期懲役判決から47年を迎える10月31日を目前にした10月14日、全国水平同盟と部落解放東日本共闘会議は、東京高裁包囲デモと高裁への要請行動を闘いました。
日比谷公園霞門からのデモに先立って、全国水平同盟の久原正子委員長が「安倍・菅を引き継いだ戦争と改憲の岸田政権のもとでの東京高裁・大野勝則裁判長の再審請求棄却策動を粉砕しよう。10・31狭山闘争、11・7労働者集会の爆発で狭山闘争の勝利をかちとろう」と闘いの方向性を提起しました。東日本解放共闘の代表も「部落差別そのものである寺尾判決は下山鑑定で完全に崩壊した。狭山闘争の勝利で部落解放、労働者解放へ進もう」とアピールしました。
 正午、デモ隊は、霞が関一帯に響き渡る声で、石川さんの無実と再審開始を訴えました。裁判所前では、大坂正明さん救援会の街宣隊と「星野・大坂闘争勝利」でエールを交歓。昼休みの沿道の労働者の注目を集めてデモを貫徹しました。その後の裁判所前を制圧して東京高裁を弾劾するアピール行動に大坂救援会も合流。全国水平同盟、東日本解放共闘、全学連などが発言し、狭山署名も多数集まりました。
午後1時30分からの要請行動では、新任の訟廷管理官が47年前の10月31日に寺尾判決が出されたことついて「そんなことは知らない」と言い放ったことを徹底弾劾しました。裁判官や書記官が対応すべき要請行動に対してまったく無責任で、不誠実な態度に怒りが爆発しました。寺尾裁判長が部落問題に理解を示すポーズを取って事実調べを打ち切り、部落問題に一切触れずペテン的に無期・有罪判決を下したことを思い起こさせる出来事です。
要請団は、寺尾判決から今日まで提出された数多くの新証拠について裁判所がまったく事実調べを行っていないことを弾劾。その上で、有罪の最重要証拠とである「被害者の万年筆」が偽物だったことを暴いた下山鑑定は、第3次再審で初めて提出された新規・明白な新証拠であることを突きつけ、直ちに鑑定人尋問を行った再審を開始することを強く求めました。
 1時間近くの要請行動で、水平同盟各支部、動労千葉、動労水戸、東京の各地区労組交流センター、全学連などの要請書12通を提出しました。全国水平同盟などが呼びかける10・31狭山全国統一闘争に結集しよう! 11・7労働者集会の大爆発をかちとろう! 狭山第3次再審闘争に勝利しよう!

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