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三里塚一斉行動 〝第3滑走路阻止〟訴え 5万人署名方針決定

20150724e-1.JPG 7月19日、三里塚芝山連合空港反対同盟の27回目を数える空港周辺地域一斉行動が闘われた。朝8時30分、いつも通り市東孝雄さん宅離れに約30人が集合した。(写真)
 冒頭萩原富夫さんから、農地法裁判の上告審闘争について方針が発表された。「7月12日に事務局会議の論議で最高裁にむけた緊急5万人署名運動に断固取り組むことを決めました。いつ判決が下ろされるか分からないのが最高裁です。年度内ではないかという予想もあります。判決が下りれば、すぐ実力闘争を構えるという緊迫した状況です。今度の署名はそうした決戦陣形を築く運動の一環としてやりたい。そのために、大々的に賛同団体を募る方式へと拡大させたい」と述べた。

 市東さんは「高裁段階で3万人署名をほぼ達成した。闘いはいよいよ正念場です。断固たる気構えで取り組もう」と檄を発した。伊藤信晴さんは「農地死守の決戦陣形を築く闘いとしてがんばろう」と呼びかけた。
 この日の重要課題は、石毛博道、相川勝重(芝山町長)らの「成田第3滑走路実現を目指す有志の会」7月設立策動との対決だ。打ち合わせを終え、それぞれが担当地域へ飛び出した。
 北原鉱治事務局長は、この日も辻立ち演説を行った。成田市旧大栄の川上地区で声を上げた。「反対同盟員だった石毛らが、第3滑走路を誘致する運動を開始した。許せません。この静かなすばらしい川上地区をいっそうの騒音地獄にたたき込もうとする第3滑走路を阻止しましょう」。さらに多古町の島部落でも力強く訴えた。
 真夏の暑さと闘って、各支援の担当者が各戸に次々と「反対同盟ニュース」第22号を配布し、アピールして歩いた。
 夕刻に市東さん宅離れに戻って、報告を持ち寄った。芝山町の東部の部落では「第3滑走路なんていらない。結局金目当てだろう。先日、国会前の行動に行ってきたよ」と話す人がいた。
 多古町南部の部落では元労働者の男性が、第3滑走路計画を激しく批判した。さらにあちこちで安倍政権の戦争政策に怒りが渦まいていることが報告された。
 旧大栄町吉岡では、日ごろから騒音に苦しめられている人が深夜の着陸を批判し、「反対同盟にはがんばってほしい」と激励した。
 伊藤さんが回った芝山町北部の部落では、反対運動を裏切っただけではなく、利権あさりまで始めた石毛らに対する批判が高まっていることが明らかになった。
 2年7カ月にもわたる周辺一斉行動の成果が、住民の声に表れている手応えを全員が感じた。最高裁5万人署名達成に向けて、新たなリーフレット作成に取り組むことなどを確認して、この日の闘いを締めくくった。(O)

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