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全国水平同盟第4回大会 全国に旗を立てよう 久原新委員長体制を確立

20150725a-1.JPG 大会は、植木団地からの追い出しに対して2回の裁判を闘い植木団地労組の自主管理闘争の先頭に立つ、地元の高槻支部の開会あいさつで始まった。
 連帯のあいさつを関西働組合交流センター、被曝労働拒否を闘う動労水戸、婦人民主クラブ全国協議会、全学連、革命的共産主義者同盟が行った。無実で獄中40年の星野文昭さんのメッセージを大阪・取り戻す会が読み上げた。
 また、動労千葉、三里塚芝山連合空港反対同盟、全日建運輸連帯労組関西地区生コン支部などからメッセージが寄せられていることが報告された。

非正規職撤廃、労組で団結
20150725a-2.JPG 議案の提案は、「総括と方針」を久原正子本部役員が、「第4回大会の課題」を平沼和典事務局長が行った。
 久原本部役員は冒頭、「安倍が戦争法案を強行採決した7月15、16日をもって、恐慌を革命に転化する本格的闘いの始まりにしよう」と呼びかけた。そして、「韓国・民主労総ゼネストに連帯し、沖縄ゼネスト情勢から始まった日本におけるゼネストが、動労千葉・動労水戸を先頭とする『動労総連合を全国に』の国鉄決戦を基軸に切り開かれようとしている」「西郡に始まり高槻・植木団地、京都・崇仁(すうじん)―東三条へと拡大する全国水平同盟の闘いはこのゼネスト情勢の決定的一翼」であることを鮮明にさせた。
 さらに、「既成の部落解放同盟の真っただ中から部落大衆の生きんがための決起が始まっている。全国の部落に全国水平同盟の旗を立て、地域丸ごと、階級全体を組織するゼネストを実現する最先頭に立とう」と訴えた。
 平沼事務局長は大会の課題を4点にわたって提起した。
 ①植木団地の自主管理の闘いの教訓について。部落解放運動にとって労働組合は、部落解放同盟が労働者階級から孤立し腐敗し自滅した道を実践的に突破する道だ。
 ②動労水戸の被曝労働拒否と原発労働者獲得の闘いに学ぼう。
 ③部落差別=階級分断は人間的共同性の破壊だ。屠殺(とさつ)場、関連の食肉、皮革、靴。清掃、斎場などは人間の生命にとってなくてはならない。部落産業で働く労働者は非正規職撤廃を掲げ労働組合に団結しよう。社会の主人公として労働の誇りと人間的共同性を取り戻そう。
 ④労働組合と一体となって地域の一大拠点になる闘いにうって出よう。地域全体の生活破壊、住宅、医療、教育、家族などのすべての課題に対し地域全体を組織できる展望を持って組織していこう。ゼネストを実現できる壮大な闘いの展望をもってうって出よう。
京都の仲間が決意を表明
 各支部からの報告に移り、まず高槻支部が発言に立った。警察と役所による仕事への妨害を弾劾し、「植木団地の闘いを拡大して自主管理で生き延びていくためのトラックを購入する資金のカンパ」を訴えた。
 割れるような拍手の中で京都の崇仁支部準備会のAさんと東三条のBさんが登壇した。Aさんは「これから住宅裁判をみなさんと団結して闘っていく」と力強く決意を表明した。
 杉並支部は、「狭山闘争が非正規職撤廃の闘いと結びついて闘うことによって必ず勝利できると確信した。東京―関東に新たな支部をつくる」と宣言した。
 西郡支部は昨年8月の住宅追い出し強制執行との闘いの勝利者として発言した。「仮執行宣言付き1・30判決の激しさを〝部落民の同和住宅からの追い出し〟ではなく、〝部落差別を切っ先に使った、労働者階級の10割非正規職化と一体の路上へのたたき出し攻撃〟ととらえて住宅闘争論を転換して闘い勝利した」と報告し、住宅追い出しに対する国家賠償請求闘争への総決起を訴えた。
安倍打倒の先頭に立とう
 討論では9人が発言した。崇仁支部とともに闘う京都のユニオン自立、関東の執行委員、部落解放東日本共闘会議、関西合同労働組合、奈良市従業員労働組合教育支部、高槻医療福祉労働組合、東京清掃の労働者、八尾北医療センター労働組合などが議案を深める活発な討論を行った。
 田中れい子書記長が討論のまとめを行い、久原正子新委員長を始めとする人事案を提案。議案とともに満場の拍手で採択された。また狭山第3次再審闘争勝利への決議案も採択。森本政二新副委員長の音頭で団結ガンバローを行った。
 大会の成功をバネに、ただちに戦争法案粉砕・安倍打倒へ、民主労総ゼネストと連帯しゼネストを実現する闘いの先頭に立とう。8月18日の崇仁裁判、8月28日の西郡国賠裁判に総決起しよう。(全国水平同盟西郡支部・植村清)

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