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8・15集会 「安倍談話」に怒りの反撃 日韓連帯で反戦とゼネストへ

20150821c-1.JPG 「8・15労働者・市民のつどい」が8月15日午後1時から東京・すみだ産業会館で行われ、580人の結集で大成功を収めた。
 集会は、「いよいよアベを倒すとき/戦争法成立阻止、安倍70年談話粉砕!」のスローガンのとおり、安倍談話を打ち砕く内容に貫かれ、8月後半から9~11月の闘いのスタートを切るものとなった。

 前半の圧巻は、「オープンスペース街(まち)」弾圧―デッチあげ不当逮捕に対して完全黙秘・非転向で闘い、前日奪還された2人の仲間の登壇20150821c-2.JPGだ。会場を揺るがすほどの大きな拍手に迎えられ、Aさんは「東京全体の団結の力が勝利を引き寄せた」、Bさんは「弾圧は新たな団結をつくり出している」とはちきれる笑顔で語り、勝利者として自信と誇りをみなぎらせた。
 集会の冒頭、DVDが上映され、主催者あいさつを8・15集会実行委員会代表の葉山岳夫弁護士が行った。
 「街」の仲間の発言に続いて、憲法と人権の日弁連をめざす会の武内更一弁護士が、「戦争法案と一緒に刑事司法改革関連法案を粉砕しよう!」と訴えた。
 「戦争は国会から始まる―傍聴16年」の演題で、平和遺族会全国連絡会代表の西川重則さんが講演した。西川さんは「内閣は戦争法案を出してきている。戦争の準備をどんどん進めている」と警鐘を鳴らし、「こんな内閣は一日も早く打倒すべきである」と力強く呼びかけた。
 8・15集会実行委員会の森川文人弁護士が基調報告。森川さんは安倍談話をつぶさに批判し、「国際連帯を貫き戦争をする政府・資本を打倒し勝利へ突き進もう。これが安倍談話に対する回答だ」と言い切った。
民主労総ソウル地域本部が発言
20150821c-3.JPG 後半の初めに、司会が、徳島刑務所で闘う星野文昭さんからの集会メッセージと、民主労総ソウル地域本部と民主労総公共運輸連盟全国鉄道労組ソウル地方本部からの動労千葉へのメッセージが寄せられていることを報告した。
 後半のメインは韓国、動労千葉、沖縄からの特別報告だ。
 最初に、割れんばかりの拍手と歓声の中、韓国・民主労総ソウル地域本部の3人の労働者が紹介され、女性委員会委員長のキムジンスクさんが報告を行った。キムジンスクさんは「民主労総は今年パククネ政府の労働改革に立ち向かうゼネストを決意し、主要な要求として最低賃金1万ウォン争奪を掲げました」と高らかに表明。「11月には労働者・農民・貧民がともに闘う大規模民衆総決起を予定しています」と宣言した。そして「戦争屋の安倍政権に立ち向かう、日本の労働者の闘争もまた支配階級に対する正義の闘争です」と結んだ。
 続いて、動労千葉の田中康宏委員長が登壇した。田中さんは「私たちは絶対にアジアの労働者たちに銃を向けない!」と声を振り絞った。さらに、動労千葉の鉄建公団訴訟で6月30日に最高裁が上告棄却の決定を下したことを弾劾し、闘いを続けると宣言。「8月、9月を全力で闘おう」と強く呼びかけた。
 沖縄からは日本IBMビジネスサービス労働組合の富田晋委員長が報告に立った。富田さんは辺野古新基地建設工事が1カ月ストップしていることについて、「米軍基地内の労働者の3人に1人を非正規職にする攻撃に対して、現場指導部がストライキを構えて闘っている。この闘いが根底にあるから基地建設は止まっている」と明言した。
 「原発再稼働阻止・内部被曝とたたかう」と題して、ふくしま共同診療所の布施幸彦院長と動労水戸の石井真一委員長が発言。布施さんは「福島を反原発・戦争反対の拠点にする」と表明し、石井さんは「常磐線の全線開通と外注化を許さず闘う」と強固な意思を明らかにした。
 決意表明に、NAZEN東京代表で江戸川区職の佐藤賢一さん、6月に組合の役選を闘ったK市職の労働者、全学連の斎藤郁真委員長が立った。
 まとめを合同・一般労働組合全国協議会事務局長の小泉義秀さんが行い、全員で団結ガンバローを三唱。沸き上がる高揚感に包まれつつ集会を締めくくった。

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