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迎賓館・横田爆取弾圧裁判 〝弁護団と面談せよ〟 最高裁に4回目の申し入れ

20151002c-1.JPG 9月国会決戦は歴史的闘いとなった。1千万人の怒りと結合する展望を確実に切りひらいた。闘いはこれからだ。
 こうした9月国会決戦のまっただ中で、迎賓館・横田爆取デッチあげ弾圧との闘いも決戦的に闘いぬかれている。戦争と治安弾圧はまさに一体なのだ。8月31日には、4通目の上告趣意補充書および最高裁調査官と弁護団との面談要求書が提出された。
 これに引き続いて、9月25日には、完全無罪をかちとる会が、4回目となる最高裁申し入れ行動に決起した。被告団は申し入れに先立ち、雨が降りしきる中、最高裁前でビラまきを行った。昼休みの時間帯、100枚前後のビラが最高裁で働く労働者に手渡された。その後、被告団は申し入れ行動の参加者と合流した。

 完全無罪をかちとる会の共同代表・藤井高弘さんをはじめ11人が申し入れに臨んだ。「申入書」とともに、366筆の無罪判決要求署名を提出(累計3290筆)した。前回7月の申し入れからわずか2カ月半で366筆もの署名が寄せられたことは、戦争と弾圧が一体のものであるという訴えにいかに多くの人びとが共感を寄せているかを示している。
 藤井さんが「申入書」を読み上げた後、被告の須賀武敏、十亀弘史、板垣宏の3同志が、それぞれ、自らの無実を訴え、差し戻し後の「有罪」判決が、どれほど常識と論理に反する誤った認定を重ねているのかを怒りを込めて明らかにした。
 「16年もの徹底審理の末の差し戻し前一審無罪判決が示した5点の合理的疑いは何ひとつ解消されていない」「メモが証拠にならないことは、客観的、合理的に証明されており、有罪認定は崩壊している」「だからこそ、まず弁護団と調査官との面談を実現し、正しい判決への道を開け」という弾劾と要求を突きつけた。
 続いて、すべての参加者がそれぞれ、自らの思いを込めて熱く、あるいは真摯(しんし)に、あるいは言葉を選びながら静かに発言した。爆取申し入れ行動に初めて参加した人は、「被告が最高裁に来て無実を訴えている。この言葉こそが最大の無罪の証拠だ」と力を込めた。この発言は、その場を圧倒し感動を呼んだ。
 さらに今回特徴的だったのは、対応した訟廷書記官に対して、安倍の暴挙を一労働者としてどう思うか、3人の無実の訴えをどう受け止めたのかを多くの参加者が激しく追及したことだ。始めは官僚然としていた書記官の態度は崩れ去っていった。
 この申し入れから日をおかず、最高裁は弁護団の調査官面談要求を拒否してきた。断じて許されない。被告と弁護団は怒りを倍加させ、さらなる補充書を作り上げ、最高裁申し入れ行動をもやりぬき、調査官との面談もかちとる決意だ。安倍打倒の闘いと一体で10―11月決戦を闘いぬき、ともに勝利しよう。

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