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関西で国際婦人デー行動 京大弾圧粉砕へ全員の怒りが一体化

20160310b-1.jpg 関西集会は3月6日、エルおおさかで101人が結集し、追い詰められた安倍の戦争と大弾圧を真っ向から粉砕して敵を追い詰めていく集会としてかちとられた。
 まず韓国民主労総のビデオを上映。スーパーの女性労働者が激しく資本に立ち向かい、闘いのなかで成長していく姿など、無数の職場からの決起が15万人のゼネストへ組織されていくさまが、参加者の心に焼き付いた。

 集会は婦民大阪南支部と関西労組交流センター代表の司会で力強く始まった。メッセージの紹介の後、婦民全国協関西ブロック代表の山本美知子さんが基調報告に立ち、まず「朝鮮侵略戦争の危機が切迫している。反戦ストライキを許さないという京大弾圧を全力で粉砕し、日本共産党の国民連合政府路線を許さず、戦争を革命へ転化しよう」と訴えた。さらに、国鉄闘争の帰すうに女性解放がかかっていること、「女性活躍」「同一労働同一賃金」の正体を明らかにし、「派遣法廃止・非正規職撤廃の闘いの先頭に女性は立とう。福島の怒りと結んで3・11郡山へ行こう。参院選では鈴木達夫さんを押し立て『新しい労働者の党をつくろう』と組織しよう。今こそあらゆる問題意識と切り結び、怒りを組織する、ものすごい幅の広い婦民に大きく転換しよう」と訴えた。
 続いて、3本の特別報告が出された。1番目に自治体丸ごと民営化と闘う奈良市従の労働者から、「講師が担任手当で分断されることに怒り、団結してきた」と報告。2番目に、住宅追い出しと闘う京都・東三条のBさんが「たった一人で裁判をしてきたが、闘うことで皆さんと出会い、生きる希望を見出した。これからは他の人の支えになって未来を開きたい」と。3番目に婦民大阪北支部から昨秋のいわき現地ツアーの報告があり、3・11への結集を呼びかけた。
 ここで、京大バリスト弾圧粉砕のため駆けつけた京大の学生、法大文化連盟・武田雄飛丸君、沖縄大学の赤嶺知晃君がアピールに立った。「今回の弾圧は安倍の戦争策動そのものだ。授業妨害罪なる名前での弾圧は許せない。全学連の回答は第2のストライキだ。6学生を必ず奪還する」と宣言、会場全員の怒りが一体化した。カンパアピールの後、フリートークに入った。
 関西合同労組サンボー分会の西村美由紀さんから、暴処法弾圧を粉砕した闘いや、UAゼンセンをぶっかいて多数派となったがその組合をつぶすための倒産・解雇攻撃に対して、団結拡大を目標に闘っているとの報告があった。大阪市教組の沼田祐子さんからは「新しい労働者の党とは、ダブル選での激論から、ゼネストを組織する指導部をつくることではないか」と意見が出された。
 続いて奈良市従から「3年前任用替えを解雇攻撃ととらえ、闘って来た。下水民営化=3月解雇攻撃の中で組合に加入してくれた」「どんな小さな組合でも社会全体を考えていく」と発言があり、東三条の報告を聞いて感動した奈良市従の労働者は、「母親の住宅も追い出され、ふるさとがなくなってしまった。絶対反対で闘うしかない」と断言した。
 高槻医療福祉労組から生理休暇はく奪攻撃との闘い、八尾北医療センター労働組合は「この間、反動が密集して内部から破壊攻撃がかけられてきた。病院を”守る”のではなく、団結をつくることで、西郡全体を獲得できる」と発言した。
 婦民のAさんは「夫は解雇されて後に死亡。解雇は殺人だ。非正規化で命が軽んじられる。階級的に闘えば勝てる」と発言。新たに結成した婦民京滋支部は2・28高浜原発再稼働反対の舞鶴集会とデモの報告をし、北摂支部は、「植木団地労組を支えたい、戦争絶対止めたいという思いの人が入会した」と発言。
 動労西日本から春闘ストの訴えがあり、2・19星野面会闘争の報告をした吾郷春代さんは「星野文昭さんを取り戻す決議案」を提案、満場の拍手で採択された。まとめを関西労組交流センター女性部長の東理恵さんが行った。
 主催者は実行委員会や学習会を数回重ね、基調報告もみんなで論議して作っていった。「全員がハンサンギュンになる」精神で、圧倒的多数の女性たち・民衆を組織し、組織し、組織しよう!
     (保田結菜)

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