３・１３岡山春闘行動　動労西日本先頭に　”今こそストが必要だ”

　３月１３日、岡山で春闘行動を取り組んだ。集会に先立ち、正午から岡山駅前で、京大反戦スト弾圧６学生奪還の署名を集めた。「反戦ストライキは当たり前のことじゃないか」と言って署名していく人、「安倍は許さない」など反響は大きかった。
　続いてＪＲ西日本岡山支社を包囲し、岡山駅構内を貫くデモ行進をした。「戦争絶対反対！」「安倍政権を打倒しよう！」「契約社員制度撤廃！」「団結して解雇撤回！」「ストライキで闘おう！」とシュプレヒコールをとどろかせた。

　午後１時３０分から春闘集会を開催し、２０人が結集した。司会が朝鮮侵略戦争の切迫に対してどう闘っていくか議論し確認しようと提起した。
　基調提起を岡大医学部職員組合の矢田範夫さんが行い、次の４点を確認した。①被曝労働拒否を闘う労働組合が先頭に立って３・１１反原発福島行動は成功した。②京都大学反戦ストライキへの大弾圧を許さない。６学生即時奪還の署名を職場に持ち込み、今こそストライキが必要だと攻勢的に訴えよう。③世界大恐慌が深まり世界戦争情勢が急切迫する中、安倍打倒に総決起しよう。民主労総との国際連帯を貫き、日本帝国主義打倒を絶対にやり抜こう。辺野古新基地建設の和解策動を５月沖縄闘争で打ち破ろう。④動労総連合の全国的建設を軸に３月春闘決戦に打って出よう。ＪＲに解雇撤回・原職復帰を求める新署名運動を職場で組織しよう。
　動労西日本の山田和広書記長は、３月３１日に同労組岡山支部を結成すると宣言し、動労総連合の組織拡大の展望と春闘ストライキで闘う方針を提起した。
　自治労倉敷の百本敏昭委員長は「自治労岡山県本部大会で修正案を出して闘った。非正規職員を増やし人員削減を進める倉敷市長を打倒する。３月１７日に春闘職場集会を行う」と発言し、岡大医学部職員組合の非正規労働者は「あと２年で雇い止めという現実がある。期限が来たから雇い止めというのはどう考えてもおかしい。学長が進めるメディカルセンター構想をなんとしても食い止める」と決意を語った。
　岡山マスカットユニオンの清水久美子委員長は「岡山で階級的労働運動を作り出し資本主義を打ち倒す。動労西日本と団結して闘う」と述べた。
　星野文昭さん解放歌「ソリダリティ」を全員で歌った後、岡山・星野文昭さんを救う会事務局の植野忠さんが「２・１９徳島刑務所行動に取り組んだ。星野闘争は団結して戦争と搾取のない社会を取り戻す闘いだ。今年も岡山で星野絵画展を開催する。４月２７日の星野さん誕生日にハガキを送ろう」と訴えた。
　会場から「戦争の階級的性格をはっきりさせることが重要」「職場で徹底的に資本と闘い、その力で朝鮮侵略戦争阻止の大闘争に立とう」などの意見が出され、活発な議論が行われた。階級的労働運動の発展で戦争と大失業の帝国主義を打倒しよう。
（動労西日本書記長・山田和広）