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3・6国際婦人デーみやぎ行動で街宣と集会

20160317e-1.JPG 3月6日、仙台市で2016国際婦人デーみやぎ行動の会場は50人でいっぱいとなった。集会では昨年福祉職場で労働組合を立ち上げた合同労組藤井千賀子書記長から特別報告を受けた。さらに3・11福島反原発行動の椎名千恵子さんや婦民福島支部、ふくしま共同診療所の看護師から福島圧殺、帰還強制攻撃、増える小児甲状腺がん問題など今の福島についての報告と闘いが訴えられた。

 討論では、非正規職の女性労働者たちの怒りの声が次々発せられた。職場を一生懸命回している非正規労働者たちこそこの社会の土台にあり、労働者階級解放の根底的な存在である。また、昼の街頭リレートークでは、試供品配りの女性たちの監督の男性は、チラシを見て「命よりカネの社会を変えよう」の文言に「本当にそうですね!!」と強く共感していた。「非正規職と貧困の社会を変えよう」は労働者が願う重要なテーマだ。
 集会の基調では「時代は戦争か革命かの分岐点だ。米韓軍事演習と『作戦計画5015』による朝鮮侵略戦争・核戦争切迫情勢にあり、安保法と日本軍軍隊慰安婦問題の『日韓合意』こそ韓日米の戦争体制づくりだ。韓国では労働法制改悪反対、パククネ打倒、戦争阻止を掲げる民主労総がゼネストで闘っている。日本では非正規職化、派遣法撤廃は私たちの生き死にのかかったスローガンだ。正規・非正規が団結して闘う労働組合の力で戦争と貧困を止めよう。弾圧をはね返し、福島動労総連合とともに3・11、3・21を闘おう。ストライキと国際連帯で闘おう」と力強く提起した。
 藤井さんは、組合結成について「経営者側は、ずっと不明確な評価制度と人事で職場を支配してきて今8割が非正規。低賃金、人手不足、長時間労働、夜勤の仮眠室も休憩室もない、分断の中、病気や退職に追い込まれた青年労働者たちの存在に定年間際だけど奮起した。今やがんがん追及できる団交でスカッとしてる」と若い同僚たちとの交流も楽しく語られた。
 区役所相談業務の女性から「少ない人数で対応。離婚、DⅤ、貧困、一人親、虐待、何でも相談が来る。『公務員はいいよね』とか言われても反論できず。ベテランも一年目も同じ給与。『帰庁時間をつけといて。でも公式には出せないけど』とサービス残業。責任が重い。非正規職は問題!」、金融関係の女性は雇用身分差の中での人間関係に苦しみ自分を責める発言。「新人募集のパート時給が、古い自分より高くて。この不条理は違法だと強く申し入れて同額にさせた。実はJR関連」と元気な発言。市の外郭団体の介護職場の5年契約雇止めに対して「私たちはゴミじゃない! 私はこの仕事が好き。福祉は人と人との信頼関係で成り立つ仕事。雇い止め制度撤廃!」と声をあげた女性からの署名協力への呼びかけ。「自分は保育士だが、今日はいろんな職種、立場の人の発言聞けてゼネストのイメージがわいた。もう我慢しないで闘おうということ」という意見。学生の弾圧への救援要請に女性たちがカンパを寄せて帰った。
 女性は変革の主体である。参考までに、私はよそのミニ学習会参加者にトイレで話しかけたところからNAZENみやぎや3・8国際婦人デー集会の参加につながった。貪欲(どんよく)に声を掛けていこう。(仙台 実咲わか)

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