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動労総連合定期中央委 非正規解雇の撤回へ 3桁の組織拡大へ決意固く

20160512a-1.jpg 動労総連合は4月30日、DC会館で第30回定期中央委員会を開いた。動労総連合は昨年12月の大会で、結成30周年を迎える次期大会までに3桁の組織拡大を実現するという方針を打ち出している。その決意を込めて総連合の各単組が取り組んだ今春闘は、組織拡大の確かな手応えを感じさせるものになった。中央委員会にはその確信がみなぎった。
 開会を宣言した石井真一副委員長(動労水戸)は、当面する闘いとして6・5国鉄集会と7月選挙決戦を強調し、組織拡大に向けての白熱的な討論を呼びかけた。

 田中康宏委員長(動労千葉)があいさつに立ち、昨年末以来の動労水戸のライフサイクル強制配転反対のストを皮切りに、動労総連合の各単組が春闘を総力で闘ったことを、「この時代に必要な闘いをわれわれは展開している」と総括した。CTS(千葉鉄道サービス)の就業規則改悪との闘いについて、「この攻防で、安倍の狙いは正社員をゼロにすることだと見えてきた。6千万労働者の未来をかけて絶対に粉砕する」と提起した。
 そして、JR北海道の現実を典型に、国鉄分割・民営化が全面破産していることを突き出して、「国鉄闘争の旗を今こそ高く掲げよう。動労総連合の闘いは必ず時代に通用する」と訴えた。
 経過報告を石井副委員長が行い、情勢を木村郁夫執行委員(動労水戸)が、JRをめぐる動きを大竹哲治執行委員(動労千葉)が説き明かした。当面する取り組みを提起した川崎昌浩書記長(動労千葉)は、組織財政基盤を確立するため、組織拡大に一丸となって取り組むことを強調した。
 討論では、動労連帯高崎の中央委員が4月28日のストを打ち抜き組織拡大の展望をつかんだと報告した。動労水戸の委員は常磐線全線開通絶対阻止の決意を示した。動労千葉の委員は、外注化と徹底対決し、CTSの就業規則改悪を粉砕すると発言した。動労神奈川の委員は、東日本環境アクセスによる時廣慎一組合員の解雇を撤回させ、桑原豪臣組合員への攻撃の集中を許さず闘いぬくと述べ、動労総連合・新潟の委員は、3月17日のストを「JRと関連会社を追い詰めた」と総括した上で、NTS(新潟鉄道サービス)による八代和幸組合員の解雇撤回へ闘いぬく決意を語った。動労福島の委員は、3月24日のストは圧倒的に注目されたと述べ、郡山総合車両センターで強行された外注化の矛盾を暴いて組織拡大へ奮闘すると発言した。動労西日本の委員は、広島印刷事業所廃止阻止へ3カ月の決戦を闘う中で組織を拡大すると宣言した。
 総括答弁に立った田中委員長は、動労西日本、動労神奈川、動労総連合・新潟がそれぞれに非正規職解雇と立ち向かっていることに触れ、「動労総連合は情勢の核心を握っている存在だから攻撃が集中する。なめられてはいけない。ここで勝ちきったら本格的な組織拡大が始まる」と提起した。そして、「JRの全面的な外注化に対し労働者が階級的に団結するためには、JRと関連会社を貫く階級的産業別組合をつくらなければならない。動労総連合が目指すのはそうした本物の労働組合だ」と壮大な展望を明らかにした。最後に、「この時代だからこそ1047名解雇撤回闘争を貫き6・5国鉄集会を大成功させよう」と訴え、動労千葉顧問弁護団の鈴木たつお弁護士を押し立てての7月選挙決戦を全力で闘い、11月労働者集会、次期大会までの半年で3桁の組織拡大を実現しようと呼びかけた。
 動労総連合はさらに方針と路線を鮮明にし、6・5を当面最大の頂点とする決戦に突入した。

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