婦民全国協第33回総会 〝女性は革命で輝く〟 新支部先頭に確信込め報告
8月27〜28日、婦人民主クラブ全国協議会第33回総会が、戦争と革命の時代、首都東京のど真ん中で開催された。公安警察の弾圧体制を吹き飛ばし、全国から2日間で延べ200人(2歳から83歳まで)が結集、会場の秋葉原・鈴木たつお事務所は満杯となった。
冒頭、三浦正子代表のメッセージが読み上げられた。激戦の渦中から駆けつけた三里塚芝山連合空港反対同盟婦人行動隊の宮本麻子さん、星野をとり戻そう!全国再審連絡会議の星野暁子さん、全国労組交流センター女性部長の岸上真寿美さん、全学連の吉田悠さん、革命的共産主義者同盟の代表が熱い連帯を込めてあいさつした。
議案の提案を全国運営委員の山本美知子さんが行った。この1年間の最も重要な総括として、 沖縄・北海道などに拠点を建設したこと、参院選を通して首都東京に新たな支部をなんとしても建設しようと挑戦し、着実に勝利していることが出された。新自由主義と対決する女性解放闘争の歩みは常に国鉄闘争とともにあり、だからこそ安倍政権の「女性の活躍」「オール女性」の本質を見破り、絶対反対で闘ってきた。そのことが、女性の階級的結集軸になっている。
情勢では、「貧困と抑圧、戦争の危機、改憲攻撃は暗黒の時代なのか? 違う! 敵の破綻であり、私たちのチャンスだ! 革命は目の前だ」とはっきりさせた。この情勢のもとでの婦民の役割とは、拠点労組の周りにいる民衆を革命へ組織していくことだと明らかにした。「1千万人と結びつく婦民全国協になるために、『聞き手』になろう、何でも論議で深めていこう」と具体的な組織・運動方針を打ち出した。
この議案に基づいて2日にわたって、熱い討論が交わされた。
まず、14年に結成された福島支部が口火を切り、新たに結成された北海道、沖縄、大阪北摂支部、9月24日結成予定の東京南部支部準備会が登壇。どこも確信に満ちて「結成してよかった」と熱く発言し、討論全体の方向性を決めた。北海道支部の新会員は「星野さんを通して婦民を知り、いろいろなこと吸収して喜びになっている」と、生き生きと語った。さらに「参院選の応援に行き、絶対反対が一番強いと確信をもてた」「町田で星野絵画展が成功。地域の団結でやれた」など、全国の仲間が東京に結集して解放的に闘い、支部建設に結びつけたと報告した。
八尾支部は「八尾北医療センター労組を、全国水平同盟、婦民などがゼネストへ行き着く拠点として位置づけている。金もうけ医療から本来の医療を取り戻す予防医療を闘いとっている」と報告した。これに応えて群馬支部が「八尾北の闘いはソビエト建設の闘い。医療・教育は利潤の対象ではない。平等とか共生ではなく共同こそ必要」と発言した。
相模原支部は「やまゆり園は、民営化前には障害者・家族・労働者が心を通わす労働組合の団結があった。事件は民営化がもたらした。労組をつくって現場の団結を取り戻したい。地域に根ざした婦民がつなげていける」と決意を語った。
さらに「婦民がそばにいたからこそ、自分は労働者とはっきりさせられた。作業所で労組をつくって、生きさせろの行動を起こしたい」「夫の解雇・死亡など失意の底にあるとき、婦民から労働学校に誘われた」「京都府職労舞鶴支部の反原発闘争を軸として女性たちがあきらめをのりこえて結集している」など、討論を通して全国協の役割が明確にされた。
総会のまとめを鶴田ひさ子事務局長が行い、三浦正子代表を始めとする新運営委員を選出し、議案を採択した。
最後に、一億総動員攻撃に対して「戦争と民営化の安倍と都知事・小池百合子をぶっとばす!」「女性は革命で輝く!」「すべての民衆の苦難と怒りを11月労働者集会に全力で組織していこう」「ソウルに派遣団を送ろう」と宣言し、総会は大成功した。
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