韓国民主労総が三里塚を訪問し反対同盟と交流
11月4日、民主労総ソウル地域本部の訪日団35人が動労千葉の案内で三里塚現地を訪れた。
一行はこの日午後、成田空港に到着し、直ちに天神峰の市東孝雄さん宅離れに向かった。誘導路に挟まれ、激しい騒音のもとで有機農業を営んでいる市東さんの闘いの現場を確認した。
夕刻に農作業を終えた反対同盟を迎え、歓迎会が開かれた。現闘の同志たちの手による心づくしの料理がふるまわれ、大いに舌鼓を打った。
最初に動労千葉の田中康宏委員長が、ジェット燃料貨車輸送阻止闘争で培った反対同盟と動労千葉の労農連帯の意義を強調した。
市東さんは歓迎の言葉を述べ、「農地明け渡しの判決が確定したが、それで終わりではない。これからが本当の闘いだ」と不屈の決意を表した。東峰の萩原富夫さんが「来週11日から韓国を訪れます。皆さんの闘いを見せてください」とあいさつすると、大きな拍手と歓声が上がった。
訪日団長で民主労総ソウル本部統一委員長のキムソンハンさんは、「代を継いで闘う三里塚に敬意を表します。この場に集ったわれわれが日韓交流の大きなうねりをつくりましょう。乾杯!」と力強くあいさつした。
さらに参加者の発言が続き、ゼネストの最中にある韓国階級闘争の息吹を共有した。反対同盟はTシャツ、はちまき、DVDなどを訪日団に贈呈し、闘う者同士の熱い交流を深めた。
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