1. HOME
  2. ブログ
  3. 2017国際婦人デー東北行動 怒りをたばねて闘おう!

2017国際婦人デー東北行動 怒りをたばねて闘おう!

20170309b-1.JPG 「変える力はここにあり!」の題字どおり、宮城、福島、秋田の女性たちが一日行動を元気にけん引し、東北の団結をつくった。街頭では福島の訴えに署名がたくさん集まった。集会は、チラシをみた方や宮城、福島の仲間の参加で40名。基調で「時代は戦争か革命かだ。安倍政権の労働法大改悪=総非正規職化と公的事業の民営化=営利事業化は悪だ。人間をモノ扱いする非正規職は戦争につながる。社会保障全面解体攻撃反対。朝鮮核戦争を国際連帯で止めよう。労働組合や婦人民主クラブ全国協議会に集まって、戦争絶対反対の闘いをやろう。」と訴えた。

20170309b-2.JPG 提起者は5人。福島の養護老人ホームで働く労働者は、「2011年4月に2市3町の運営の公的施設民営化が強行された。2010年5月自治労がきて民営化反対の組合結成をしたが、2011年5月、組合を不当解散して去る。合同労組の分会を立ち上げ、一回目は大勢が集まったものの次から私ともう一人だけに。苦闘の5年半、合同労組の仲間とともに法人相手に団交をかさね、着実に労働環境の改善をかちとった。韓国訪問報告の『前進』を門前配布して読んでもいました」と勝利のあゆみと津久井やまゆり園事件への思いを語った。
20170309b-3.JPG  次に、自身の雇止め反対の闘いと現在の介護現場からの痛烈な国批判。「介護保険は、家庭から利用者の選択へといって市場の競争原理に投げ込んだ。介護サービスを使えと言っていたのに今は要支援1、2も切る。受け皿がない。『住民主体のサービス、地域の認知症サロン作って、健康のための自助、互助、地域で生き生き』だなんて、単に財源カットなだけ。介護離職ゼロって待遇良くなるかと喜んだら違った。残業、土日出勤、忙しすぎてやってらんない。外国人、ロボット導入? 私は血の通ってる人様から食べさせられたい! 雇止め、非正規職、貧困の社会と組合として闘う」と強い決意。
  保育労働者からは、多忙な日常を紹介、労働組合の闘いへの決意が語られた。次に、地域の仲間から、イギリスの参政権獲得を求めて投石やダイナマイトもありの実力行動で闘った映画「未来を花束にして」で女性は闘う力があると紹介し、共謀罪絶対反対が呼びかけられた。
  3・11反原発福島実行委員会からは福島の人たちの現在の怒りの声を紹介。介護や保育現場の生々しい実態や非正規職と過密労働への怒り、福島の現状と各人のたくましい闘いの報告が圧巻、会場からも熱い意見がでた。
  どの発言も朝鮮核戦争反対と、労働者階級の未来をうばう新自由主義の攻撃を団結して倒したいという思いがあふれていた。それを打ち砕く闘う鍵が、国鉄闘争30年、非正規職労働者と共にストライで闘う動労千葉や動労総連合のたたかい方であり、現場の絶対反対の闘いだ。新自由主義と闘う世界中の仲間とともに革命の扉を開く一歩前進の国際婦人デー行動となった。
  参加者から、「『生きづらい』という全ての人たちの声を代弁している、みんなにつながる集会だ、怒りをたばねる言葉をもっていきたい、多くの人に内容を知らせたい」と感想があった。毎月『婦人民主クラブ』や『前進』や『国際労働運動』を参照して学習を積み重ね、階級的な見方を学んできたことが生きてきていると思う。権力の三連発の弾圧もあまりの不当さで怒りが共有できた。
  福祉の現場は、労働者も利用者も圧倒的に女性たちであり非正規職も多い。攻撃に対する怒り、矛盾を共有し、革命へ組織していきたい。 (婦人民主クラブ全国協議会宮城支部長・谷 康子)

  • コメント ( 0 )

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。

関連記事

アーカイブ

月を選択