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3・8国際婦人デー広島行動 国際連帯で戦争を止める!

20170309c-1.jpg 3月5日、国際婦人デー広島行動を、パククネ打倒の民衆総決起の闘いの最中にある韓国のテグからかけつけてくれた2人の女性同志、城西工団労働組合委員長・キムヒジョンさん、民衆行動・チェソンヒさんとともにかちとりました。朝鮮核戦争が切迫する情勢のただ中で、日韓の女性労働者を先頭に「朝鮮戦争を始める前にとめよう! 終わらせよう命よりカネの世の中を!」のスローガンを掲げて行われた広島行動は、まさにロシア革命100年を記念するにふさわしい国際連帯闘争として感動的成功をおさめました。

20170309c-2.jpg 午後1時から始まった記念集会は、部落解放闘争の歴史的拠点であり、多くの在日朝鮮人も生活する広島市西区福島町で開催され、67名(女性35名)が参加しました。冒頭、ロシア革命と100年後の韓国、アメリカ、日韓連帯の闘いをまとめたDVDが上映され、感動の内に婦人民主クラブ全国協議会広島支部長の今川美恵子さんが開会あいさつ。3・2ストを貫徹した動労西日本副委員長の岡崎昭夫さんが、動労西日本と動労総連合の3月ダイ改阻止決戦と一体で国際婦人デー行動を共に闘うと連帯あいさつを行いました。
 基調アピールは、高陽第一診療所労働組合の矢田三恵書記長が行いました。「韓国で、トランプ登場のアメリカで、全世界で、戦争情勢と対決し革命に向かう行動が起こっている。あらゆる職場に労働組合を。地域に婦民の仲間作りを。民主労総のようなゼネスト、民衆総決起の闘いをつくることを私たちの課題にしたい。100年前の国際婦人デーから始まったロシア革命を引き継ぎ、韓国で始まった労働者の革命をともに実現しよう」と。
 テグの2人の女性が熱烈な拍手を受けて登壇しました。最初に民衆行動のチェソンヒさんが、「韓国でも新自由主義により、『仕事と家庭の両立』という美名で女性労働者に劣悪な労働条件と無償の家事労働が強制され二重に搾取されている。この資本の搾取構造を打ち壊さなければならない」と述べ、さらに「『少女像』撤去やサード配備に反対する民衆の行動で戦争に反対しよう」と訴えました。
 城西工団労組委員長のキムヒジョンさんは、この間の民衆総決起の闘いを報告し、「変えなければならないものは、法や制度ではなく政権と資本、そして資本主義自体!」「ハンサンギュンは1500万労働者全ての委員長であるから、彼を監獄から救い出すことは韓国の労働者すべての任務」と訴えました。そして次のように述べました。「日本の同志は、どうやってあのようにたくさん集まることができるのか方法を教えてくれと言われる。私もよくわかりません。だが明らかなことはその間、労働者と民衆の血の涙や闘いがあったから可能であったということです。日本にも 30年以上闘っている動労千葉の解雇労働者がいることを知っています。私は昨年(8・6広島で)その同志たちに会ってたくさんのことを学びました」と。さらに「たくさん集まることも重要だが、本当に重要なことは数が少ないとしても最後まで闘争するという精神です。日本の動労千葉の同志たちと広島連帯ユニオンの同志たちの闘いを学んで、城西工団労組の4人の労働者が長期ストライキ闘争をして復職をかちとり2人の新組合員も生まれた。この闘いで資本家に城西工団労組はいい加減に扱ってはいけない労組という考えを持たせた。これが労働者の力ではないでしょうか」と述べ、拍手がわき起こりました。最後に「女性は賃金と雇用の差別をうけているが、しかしその差別は労働解放の社会、新しい社会で100%解決される。労働者民衆が主人となる社会に向けて一緒に進軍しましょう!トゥジェン!」と結ばれました。
 2人の発言を受けて地元の在日女性が感動を語り、さらに動労西日本と共に3月ストに立ち上がった広大生協労組や山陽測器解雇撤回闘争の当該の女性組合員、草津病院支部、自治体、学校職場からの発言、安芸太田町で地方切り捨てと闘う大江厚子さん、3・11反原発行動へ福島署名を集めようという室本けい子さんのアピールが続きました。すべてが職場と地域から社会を変えていく確信を持った発言で、感動と共感に包まれました。
20170309c-3.jpg 最後に婦民全国協広島支部の森実智恵美さん(広島連帯ユニオン)が行動方針を提起。全員拍手で確認し集会を終えました。その後、平和公園資料館前に移動し市内デモに出発。「国際婦人デーに立ち上がろう!」「朝鮮核戦争反対!」「安倍も朴槿恵(パククネ)もトランプもぶっとばそう!」と女性を先頭にアピールして注目を集め、原爆ドーム前で解散しました。
 初参加の女性の司会、通訳を担った連帯ユニオンの在日の女性組合員の奮闘、韓国の2人にサプライズで折り紙の作品のプレゼント、カープの応援歌の替え歌で「戦争反対、守ろう命!」、星野文昭さんの「ソリダリティ」を歌い、みんなで団結を盛り上げる集会でした。大邱から訪問してくださった2人は、3・5集会を前後して、広大生協労組を訪問したり、交流討論会を開いて大きく、深く、団結を固めた行動になりました。(投稿・広島連帯ユニオン副委員長・矢田三恵)

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